ザ・モール仙台長町

ザ・モール仙台長町について

ザ・モール仙台長町は、宮城県仙台市太白区長町にある、株式会社西友が運営するリージョナル型ショッピングセンターです。1997年9月19日に開業し、2016年4月からはJLLモールマネジメント株式会社（現：JLLリテールマネジメント）が施設の管理を受託しています。

歴史と開発

1990年代初頭、仙台市が推進した長町副都心構想に基づき、東北特殊鋼の本社工場跡地の再開発プロジェクトが始まりました。1992年2月には西友と東北特殊鋼の間で基本協定が締結され、ザ・モール仙台長町の建設が具体化しました。
1997年9月19日に開業したこの施設は、敷地面積約5万9千平方メートル、延べ床面積約8万3千平方メートルの地上5階建てで、当時の西友の主力店舗タイプとして位置づけられました。開業時のテナント数は123店舗でした。

地域への影響

ザ・モール仙台長町は、仙台都市圏南部では初となる大規模ショッピングセンターであり、周辺地域からの集客を大きく伸ばしました。特に、東北自動車道仙台南ICからのアクセスが良好なため、山形県や福島県からの来店も多いです。また、周辺のマンション建設も増加し、仙台市地下鉄南北線の利用者増加にも貢献しています。
2000年12月20日には新館「Part2」がオープンし、専門店の拡充と仙台圏初のシネマコンプレックスが加わりました。2000年度には売上高約298.7億円を記録し、上場スーパーマーケット61社の中で売上1位となりました。

2017年10月19日には、開業20周年を記念して大規模なリニューアルが行われ、専門店数が151店舗に増加しました。

運営体制

東北地方の西友店舗は、かつてエンドーチェーンが運営していましたが、その後西友本体に吸収合併されました。ザ・モール仙台長町は、開業当初から西友本体の直営店として運営されており、旧東北西友の店舗とは異なる運営体制となっています。

商業集積とフロア構成

当初、本館西側には仙台市の施設が計画されていましたが、計画が頓挫。後に西友が土地を賃借し、「ザ・モール仙台長町Part3」の建設を予定していました。しかし、後にデベロッパーが変更され、2009年10月29日には「三井ショッピングパーク ララガーデン長町」が開業しました。
ザ・モール仙台長町は、本館とPart2に分かれており、本館には専門店街、西友、アウトドアスポーツ館が、Part2には専門店街とシネマコンプレックス「MOVIX仙台」が入居しています。本館とPart2は3階で繋がっており、ララガーデン長町とは2階と3階で接続しています。

交通アクセス

幹線道路が交わる場所に立地しており、自家用車でのアクセスに便利です。仙台市地下鉄南北線長町南駅と直結しており、公共交通機関でのアクセスも良好です。また、近隣にはバスターミナルも位置しています。


長町南駅（仙台市地下鉄南北線）: 地下フロアと直結
長町駅（仙台市地下鉄南北線、JR東北本線・常磐線、仙台空港アクセス線）: 徒歩約10分、または南北線
長町南駅・「太白区役所前」バス停（仙台市営バス・宮城交通バス）: ララガーデン長町正面入口前、徒歩約2分
「長町七丁目」バス停（仙台市営バス・宮城交通バス）: Part2東、徒歩約2分

その他の情報

ザ・モール仙台長町は、地元では単に「モール」と呼ばれることが多く、広告でもそのように使われることがあります。周辺の商業施設と連携し、地域経済の活性化に貢献しています。

関連情報

西友
ザ・モール (ショッピングセンター)
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