シーサンパンナ・ガサ空港

シーサンパンナ・ガサ空港は、中国雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州景洪市ガサ鎮に位置する空港です。一般的には「シーサンパンナ空港」、「ガサ空港」、「西双版納嘎灑空港」などとも呼ばれ、所在地名から「景洪空港」と表記されることもあります。景洪市の中心部から約5.6kmと非常に近い場所に位置しており、地域における重要な交通拠点となっています。

歴史

この空港の建設は1987年12月1日に始まりました。1989年10月1日には、民航シーサンパンナ空港という空港管理会社が設立され、中国雲南航空に所属することとなりました。その後、1990年2月3日に民航西南管理局が昆明-シーサンパンナ線の就航を承認し、同年4月7日には民航シーサンパンナ空港として正式に開港しました。1997年1月1日には、国務院が同空港の国際線取り扱いを承認し、2000年2月2日にはタイ王国バンコクとの直行便が開設されました。さらに、2001年10月17日にはバンコク・エアウェイズがバンコク路線の定期就航を開始しました。2001年12月31日には、中国民用航空総局の体制改革により、航空会社と空港管理が分離され、同空港も中国雲南航空の管理から独立しました。2004年4月26日には、雲南機場集団公司が設立され、同組織が同空港の管理運営を行っています。

就航航空会社と路線

現在、シーサンパンナ・ガサ空港には、多くの航空会社が就航しており、国内外の主要都市へのアクセスを支えています。

国内線

中国国際航空（昆明、成都）
中国南方航空（昆明、重慶）
中国東方航空（昆明、成都、大理、麗江、上海/虹橋、上海/浦東）
中国西部航空（重慶）
雲南祥鵬航空（大理、麗江）
四川航空（昆明、麗江）
上海航空（昆明、上海/虹橋）
深圳航空（昆明）
昆明航空（昆明、長沙、上海/浦東）
北京首都航空（北京（首都））
蘇南瑞麗航空（麗江、太原）

国際線

蘇南瑞麗航空（チェンマイ、チエンラーイ）
JCインターナショナル航空 （シアヌークビル、シェムリアップ）

その他

シーサンパンナ・ガサ空港は、地域の経済発展と観光振興に大きく貢献しており、多くの旅行者にとって重要な玄関口となっています。かつては、昆明-シーサンパンナ間の航空券が、成都-ラサ線と同様に、現地の航空会社でのみ購入可能であったという歴史もあります。

関連情報

中華人民共和国の空港の一覧
航空交通管制
雲南機場集団有限責任公司シーサンパンナ空港（中国語版）

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