四川航空

四川航空（Sichuan Airlines）

四川航空は、中華人民共和国四川省成都市に本社を置く航空会社で、正式名称は四川航空股份有限公司、略称は川航です。中国民航（CAAC）の傘下には属さず、独自の路線ネットワークを構築しています。主に中国国内の40都市を結び、地域経済の発展に貢献しています。

概要

IATA航空会社コード: 3U
ICAO航空会社コード: CSC
コールサイン: Sichuan
中国語コールサイン: 四川 (Sichuan)
以前のコールサイン: 2004年までは英語・中国語ともに川航(Chuanhang)

沿革

1986年9月19日: 四川省の認可を受け、四川航空公司が発足。
1988年7月14日: 旅客営業を開始。成都双流国際空港をメインハブ空港、重慶江北国際空港を第2ハブ空港として運用。
2002年8月29日: 株式会社となり、四川航空股份有限公司が成立。中国南方航空、上海航空、山東航空、成都銀杏餐飲有限公司と提携し、共同発券やコードシェア便などの連携を開始。
2003年1月24日: 重慶発成都行き四川航空3U434便（エンブラエルEMB145、機体番号B-3403）が、成都双流国際空港への着陸直前にハイジャック未遂事件に遭遇。乗員乗客16名中、犯人のみが負傷し、機体は一部損傷したものの、無事着陸。
2005年4月25日: 昆明発重慶行き四川航空3U8670便が重慶江北国際空港に着陸後、ターミナルビルに接触する事故が発生。負傷者はなし。
2005年5月12日: 重慶 - 香港間の国際路線を開設。
2005年: 中国外運股份有限公司（シノトランス）が傘下の中外運空運発展股份有限公司を通じて、深圳航空、揚子江快運航空と共に買収を検討していたとの報道。
2006年11月20日: 鷹聯航空に2,000万元を出資し、同社の株式20%を保有。
2009年3月17日: 鷹聯航空に2億元を再度出資し、株式保有率を76%に引き上げ。
2010年1月23日: 鷹聯航空が四川航空グループの成都航空として再スタート。

保有機材

2018年8月現在、四川航空は以下の航空機を保有しています。

エアバスA319-100型機: 23機
エアバスA320-200型機: 59機
エアバスA321-neo型機: 3機
エアバスA321-200型機: 38機
エアバスA330-200型機: 12機
エアバスA350-900型機: 4機

四川航空の平均機材年齢は2006年6月時点で6.3年と比較的若い機材構成です。

エピソード

四川航空の24時間ホットラインの電話番号「028-88888888」は、2003年8月18日に成都市電信局が行った電話番号オークションで、同社が233万元（約3400万円）で落札しました。中国では数字の8が縁起の良い数字とされており、市外局番を含めて9つも並ぶこの番号は高額で取引され、話題となりました。

関連項目

成都双流国際空港
重慶江北国際空港

外部リンク

四川航空（中国語）

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