ジェイソン・ハートキー

ジェイソン・ロバート・ハートキー（Jason Robert Hardtke, 1971年9月15日 - ）は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキー出身の元プロ野球選手（内野手）です。右投両打。

経歴

1990年のMLBドラフト3巡目（全体81位）でクリーブランド・インディアンスに指名されプロ入りを果たしました。しかし、1994年8月から1995年4月にかけてMLB史上最長のストライキが実施された影響で、1995年のスプリングトレーニングにはオーナー側の命令で代替選手として参加。そのため、スト破りを行った報復措置としてメジャー昇格後も選手会への加入を認められませんでした。

1996年にニューヨーク・メッツでメジャーデビュー。

1999年にはシンシナティ・レッズ傘下AAA級で打率.329、12本塁打、61打点を記録し、その実力を示しました。同年7月から8月に開催されたウィニペグパンアメリカン競技大会の野球アメリカ合衆国代表にも選出されています。

2000年、コロラド・ロッキーズ傘下AAA級に所属していたシーズン途中の4月に、開幕から不振だったハワード・バトルに代わる外国人選手として阪神タイガースに入団。持ち味のセンター前に打ち返す打撃技術を含めた、攻守にわたる堅実なプレーが期待されました。本職は二塁手でしたが、チーム事情により阪神では全試合で三塁を守りました。しかし、三塁守備では14失策を記録し、打撃面でも12併殺を記録するなど、期待に応えることはできませんでした。シーズン終盤にはわき腹を痛め、同年オフに退団、帰国。

2001年にはインディアンスとシカゴ・ホワイトソックスの傘下AAA級でプレーしたのを最後に現役を引退しました。

現役引退後は指導者としての道を歩み、2009年から2010年までアリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下ルーキー+級ミズーラ・オスプレイの打撃コーチを務めました。2011年にはダイヤモンドバックス傘下A+級バイセイリア・ローハイドの監督に就任し、2012年まで2年間務めました。

人物

阪神時代には、サンテレビボックス席の解説を務めていた福本豊から名前を忘れられ、「あの外国人どこ行ったんや？名前なんやったかなぁ...心筋梗塞みたいな名前やったなぁ」などと言われたり、阪神ファンである島田紳助からは、「あれは助っ人じゃなくて野球が出来る外国人をアメリカから連れてきただけ」と酷評されるなど、不遇な扱いを受けました。

阪神での応援歌は、かつて在籍したトーマス・オマリーのものが流用されました。

詳細情報

年度別打撃成績は省略

記録

NPB
初出場・初先発出場：2000年5月6日、対広島東洋カープ7回戦（広島市民球場）、2番・三塁手として先発出場
初打席・初安打：同上、1回表にネイサン・ミンチーから右翼線二塁打
初本塁打・初打点：2000年5月9日、対中日ドラゴンズ6回戦（福井県営球場）、3回表に野口茂樹から左越3ラン

背番号

19 （1996年 - 1998年）
61 （2000年）

代表歴

1999年パンアメリカン競技大会野球アメリカ合衆国代表

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