ジェイミー・ジョセフ

ジェームス・フィティヌイ・ジョセフ、通称ジェイミー・ジョセフは、1969年1[[1月21日]]、ニュージーランドのマールボロで生まれました。彼はラグビーユニオンの元選手であり、現在は指導者として活躍しています。特に、2016年から2023年までラグビー日本代表のヘッドコーチを務めたことで広く知られています。

現役時代のジョセフは、フランカー、ロック、そしてNo.8といった複数のポジションをこなすことができる選手でした。身長196cm、体重105kgという恵まれた体格を活かし、パワフルなプレーでチームを牽引しました。オタゴ大学卒業後、1989年からオタゴ州代表としてプレーを始め、1991年にはニュージーランド・マオリ代表、そして1992年からはニュージーランド代表としても活躍し、20キャップを獲得しました。

1995年のラグビーワールドカップでは、日本代表戦で大会史上最大の145点を記録した試合や、南アフリカとの決勝戦にも出場しました。その後、2000年まで日本の西日本社会人リーグに所属し、サニックス（現在の宗像サニックスブルース）でプレーしました。1999年のラグビーワールドカップには日本代表として出場し、9キャップを獲得しました。日本での生活経験から、簡単な日本語を話すこともできます。

2003年からは指導者としてのキャリアをスタートさせ、ウェリントン代表のアシスタントコーチとヘッドコーチ、マオリ・オールブラックスのヘッドコーチを歴任しました。2011年からはスーパーラグビーのハイランダーズのヘッドコーチに就任し、2015年にはチームをスーパーラグビー初優勝に導きました。

2016年1月21日、日本ラグビーフットボール協会は、エディー・ジョーンズの後任としてジョセフを日本代表のヘッドコーチに任命しました。契約期間は2019年12月まででしたが、ハイランダーズとの契約が残っていたため、実際に日本代表の指揮を執るのは2016年9月からとなりました。それまでの間は、中竹竜二とマーク・ハメットがヘッドコーチを代行しました。

2019年のラグビーワールドカップ日本大会では、ジョセフ率いる日本代表がアイルランドやスコットランドといった強豪を破り、プール戦を全勝で突破。史上初のベスト8進出を果たしました。この功績により、ジョセフはワールドラグビーの年間最優秀コーチ賞にノミネートされたほか、日本ラグビー協会から2019ジャパンラグビーコーチングアワードの特別大賞を受賞しました。

ワールドカップ2019後には、ニュージーランド代表の新ヘッドコーチ候補として名前が挙がりましたが、日本代表ヘッドコーチの契約を更新し、2023年12月末までチームを率いました。

2023年8月10日には、2024年初めからハイランダーズで、選手獲得やコーチ陣サポートを行う新役職「ヘッド・オブ・ラグビー」に4年契約で就任することが発表されました。ハイランダーズへの復帰は9年ぶりとなります。

2023年10月14日、ジョセフは日本代表ヘッドコーチを退任し、日本を離れました。

そして、2024年7月9日には、ハイランダーズのヘッドコーチに就任しました。さらに、同年11月には静岡ブルーレヴズの延岡キャンプ（宮崎県）に、スポットコーチとして5日間帯同することが決定しています。

ジョセフは選手としてだけでなく、指導者としても素晴らしい実績を残しています。日本代表を率いた際には、チームを大きく成長させ、多くのファンを魅了しました。彼の指導力と情熱は、今後もラグビー界に大きな影響を与えていくことでしょう。

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