ジェフリー・スプリングス

ジェフリー・スコット・スプリングス（Jeffrey Scott Springs, 1992年9月20日 - ）は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州出身のプロ野球選手（投手）です。左投左打で、現在はMLBのオークランド・アスレチックスに所属しています。

プロ入りとレンジャーズ時代

2015年のMLBドラフトで、テキサス・レンジャーズから30巡目（全体888位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。この時、チームメイトだったジェイリン・デービスもミネソタ・ツインズから指名されています。プロ入り後は、A-級スポケーン・インディアンスでデビューし、その後A級ヒッコリー・クロウダッズでもプレー。この年、合計17試合に登板し、2勝2敗、防御率2.61、39奪三振を記録しました。

2016年には、A級ヒッコリーとA+級ハイデザート・マーベリックスでプレーし、2球団合計で31試合（うち先発9試合）に登板。3勝3敗3セーブ、防御率3.73、92奪三振の成績を残しました。2017年はA+級ダウンイースト・ウッドダックスでプレーし、31試合（うち先発17試合）に登板し、2勝8敗2セーブ、防御率3.69、146奪三振を記録しています。

2018年には、マイナーリーグのAA級フリスコ・ラフライダーズとAAA級ラウンドロック・エクスプレスでプレーし、合計33試合に登板して4勝4敗2セーブ、防御率4.13、98奪三振を記録しました。そして、7月31日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入り。同日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でメジャーデビューを果たしました。この年はマイナー降格を経験することなく、メジャーで18試合（うち先発2試合）に登板し、1勝1敗、防御率3.38、31奪三振を記録しました。

2019年は25試合に登板し、4勝1敗、防御率6.40、32奪三振という成績でした。オフには、一度DFAとなりましたが、後にメジャー契約で再契約しました。

レッドソックス時代

2020年1月15日、トレードでボストン・レッドソックスへ移籍。この年は16試合に登板し、0勝2敗、防御率7.08、28奪三振を記録しました。2021年2月16日には、澤村拓一選手の加入に伴い、再びDFAとなりました。

レイズ時代

2021年2月17日、トレードでタンパベイ・レイズへ移籍しました。このシーズンは43試合に登板し、5勝1敗2セーブ、防御率3.43、63奪三振を記録。2022年には当初リリーフとして登板していましたが、5月から先発ローテーション入り。最終的に33試合（うち先発25試合）に登板し、9勝5敗、防御率2.46、144奪三振の好成績を収めました。

2023年1月25日には、4年総額3100万ドルの複数年契約を結びました。しかし、開幕から3試合に先発し2勝を挙げ、防御率0.56と好調だったものの、4月15日に左肘を痛め故障者リスト入り。その後、トミー・ジョン手術を受けることになりました。

アスレチックス時代

2024年12月14日、トレードでオークランド・アスレチックスへ移籍しました。この移籍は、ジョー・ボイル、ジェイコブ・ワッターズ、ウィル・シンプソン、2025年のMLBドラフト戦力均衡ラウンドAの指名権との交換によるものでした。

ジェフリー・スプリングスは、その力強い投球と多彩な変化球を駆使し、MLBの舞台で活躍を続けている選手です。今後の彼の活躍に期待が高まります。

詳細情報

年度別投手成績
2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
2024年度シーズン終了時
背番号
54（2018年 - 2019年）
59（2020年 - ）
脚注
MLB公式の情報、各種野球データサイトを参照
関連項目
メジャーリーグベースボールの選手一覧 S
トミー・ジョン手術を受けた野球選手一覧
外部リンク
MLB公式サイトの選手情報
各種野球データサイト（Baseball-Reference、Fangraphsなど）
MiLB.comの選手情報
ジェフリー・スプリングスの公式X（旧Twitter）アカウント (@JSprings19)
ジェフリー・スプリングスの公式Instagramアカウント (@jsprings19)

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