ジェラルド・ウォレス

ジェラルド・ウォーレスは、1982年7月23日生まれ、アメリカ合衆国アラバマ州シラコーガ出身のバスケットボール選手です。NBAのシャーロット・ボブキャッツなどで活躍し、ポジションはスモールフォワードを務めました。

学生時代

高校時代には、マクドナルド・オールアメリカン・チームに選出されるほどの選手でした。アラバマ大学に進学後、1年生のときにはサウスイースタン・カンファレンス（SEC）の優秀1年生チームに選ばれています。しかし、2年生には進級せず、NBAアーリーエントリーを宣言しプロ入りしました。

NBAでのキャリア

2001年のNBAドラフトで、サクラメント・キングスから全体25位指名を受けてNBA入りを果たします。キングスには3シーズン在籍しましたが、怪我や選手層の厚さから、出場機会に恵まれませんでした。しかし、その身体能力は高く評価されていました。

2004年、シャーロット・ボブキャッツがNBAに新規参入すると、エクスパンション・ドラフトで指名を受け、移籍。この移籍が、彼の才能を開花させる転機となりました。ボブキャッツ初年度の2004-05シーズンには、70試合に出場（68試合で先発）。キングス時代には平均10分程度だった出場時間が、平均30分に増加し、大きく飛躍しました。

2005-06シーズンには、チームの主力であったエメカ・オカフォーが怪我で離脱したため、ウォレスが得点源として活躍。平均15.2得点を記録し、チームトップの成績を収めました。また、ディフェンス面でも大きく貢献し、スティールは平均2.5個でリーグ1位を記録。リバウンドやブロックショットでも、スモールフォワードとしては上位の成績を残しました。

2009-10シーズンには、チーム2位の平均18得点、チームトップの平均10.0リバウンドを記録し、ボブキャッツのプレーオフ初進出に大きく貢献しました。

その後、2011年2月にポートランド・トレイルブレイザーズへ、2012年3月にはニュージャージー・ネッツへ移籍。

2013年7月12日、ボストン・セルティックスに移籍。2015年7月7日には、デビッド・リーとの交換でゴールデンステート・ウォリアーズに放出されます。さらに同年7月31日、ジェイソン・トンプソンとの交換で、フィラデルフィア・76ersに放出されましたが、9月30日に解雇されています。

プレースタイル

非常に高い身体能力を持つスモールフォワードで、オフェンス・ディフェンス共にローポスト付近でのプレーに強みを発揮します。跳躍力を活かしたダンクシュートやブロック、スピードを活かしたスティールを得意としていました。ローポストに切り込んでのレイアップシュートやダンクシュートを多用する一方で、ジャンプシュートは苦手としており、プレースタイルはパワーフォワードに近いものでした。

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