ジェームス・カーティン
ジェームス・カーティン（James Michael Curtin）は、1983年1月30日生まれ、イギリスのウェスト・ミッドランズ州バーミンガム出身のプロレスラーです。ロックスター・スパッド（Rockstar Spud）、ドレイク・マーベリック（Drake Maverick）のリングネームで広く知られています。
カーティンは、ケイ・スター・レスリング（K-Star Wrestling）でジャック・ストームやクリス・ギルバードからトレーニングを受け、その後SASレスリング・アカデミー（SAS Wrestling Academy）で"チャーミング"ドン・チャーチルの指導を受けました。スパッド（Spud）として、ヨーロッパ、イギリス、アメリカのインディー団体に参戦し、経験を積みます。2003年にはレボリューション・ブリティッシュ・レスリング（Revolution British Wrestling）に参戦し、ジャック・ハザードを破り、初代RBWウェルター級王座を獲得。しかし、11月には"ザ・ギフト"ロス・ショーダンに敗れ、王座を失いました。
2004年からフロンティア・レスリング・アソシエーション（Frontier Wrestling Alliance、FWA）にジョバーとして参戦。2005年から本格的に活動を開始し、フライウェイト王座を賭けたトーナメントに出場します。決勝まで進出するも、ロス・ジョーダンに敗れて王座獲得はなりませんでした。この試合中にスパッドは足に怪我を負い（ストーリー上）、ジョーダンとの間で1年以上にわたる抗争が展開されます。2006年9月には、FWA Last Fight at the Promでのラストマン・スタンディング・マッチでジョーダンに勝利し、抗争に終止符を打ちました。
抗争中の2006年4月には、初めてアメリカへ渡り、ROH（Ring of Honor）に参戦。8月にはROH初のイギリス・ツアーに参加し、British Under 23's Championshipにも出場しましたが、1回戦でサム・スラムに敗退しました。
FWAがリニューアルされると、スパッドはロックンローラーのギミックにチェンジします。FWAフライウェイト王座トーナメントに出場し、1回戦を突破するも、2回戦でショニー・ストームに敗れました。2011年にはストームとシングルマッチで対戦しましたが、ノーコンテストに終わっています。
FWAと並行して、インターナショナル・プロ・レスリング:ユナイテッド・キングダム（International Pro Wrestling:United Kingdom、IPW:UK）にも頻繁に参戦。2005年からはジェームズ・ストームと抗争を開始し、2006年1月にはストリートファイトマッチで抗争を終結させました。また、ドラゴン・フェニックスとドラゴン・ハーツ（Dragon Hearts）を結成し、9月後半にはTLC形式でIPW:UKタッグチーム王座を獲得しました。
IPW:UKとFWAの団体間抗争が始まると、ドラゴン・ハーツはIPW:UKの代表として抗争に加わります。ルロア・キンケイドと組み、アイスマン、ホルヘ・カスターノ、ジョニー・ストームと対戦しますが、ドラゴン・ハーツの2人は負傷欠場を余儀なくされます。フェニックスは頭部に深い切り傷、スパッドは肩を脱臼してしまいます。2007年初頭に復帰し、ストームからピンフォールを奪いました。FWA vs IPW:UK Final Frontiers showではIPW:UK側の代表として試合に臨みましたが、FWAのハディ・バンセンに敗れました。
その後、IPW:UKタッグチーム王座チャンピオンのスイス・マネー・ホールディングス（Swiss Money Holdings）がリバプールでデビューすると、ドラゴン・フェニックスはIPWを離脱し、ドラゴン・ハーツは解散となりました。スパッドはしばらくシングルで活動しますが、ブリティッシュ・ナショナル王座のトーナメントに出場するも準々決勝で敗退。グラディエーターギミックのニック"オビリビオン"アルディス（現TNA、マグナス）に敗れてから一時的に離脱します。
6ヶ月後、ロックスターのギミックでIPW:UKに復帰。復帰戦でライオン・キッドを破り、IPW:UKクルーザー級王座を獲得しました。また、その頃からロンドンのミッドランドに2005年に創設されたSAS Wrestlingに参戦するようになります。キャリアを通しての宿敵となるジャック・ストームとの抗争を開始。SASで初めて行われたSASユナイテッド・キングダム王座のトーナメントに出場して優勝します。しかし、1ヶ月後にジャック・ストームのマネージャーであるチャーミング・ドン・チャールズに敗れてタイトルを失い、同時に長期にわたる抗争を開始。ブリング・ヤング・ジーンズ・ストリートファイト形式で試合をし、スチールチェアで殴打した後、ピンフォールを奪いました。
2008年4月にはジャック・ストームとスチールケージマッチで対戦し、2度目のSASユナイテッド・キングダム王座を獲得。王座獲得後はファンをぞんざいに扱うようになり、アルコール使用障害のような設定で、ロックスターのキャラクターをより強固なものにしていきました。2010年6月にバブルガムにタイトルを奪われるまで防衛を続けました。TNAとの関係からIPWからは一時的に離脱しましたが、現在でも散発的に参戦しています。
FWAとIPW:UKの抗争終結後、FWAのスタッフがXWAを立ち上げ、スパッドも参戦。XWAフライウェイト王座を賭けてエル・リゲロと抗争を開始し、2008年7月にラストマン・スタンディングマッチ形式で勝利を収め、タイトルを獲得しました。2009年にはゴールド・ラッシュ・ランブルに出場し、フライウェイト王座保持者でありながらXWAヘビー級王座に挑戦する権利を獲得。ヘビー級王座保持者のサム・スラムを破り、二冠王となりました。しかし、防衛戦をあまり行わなかったためフライウェイト王座は剥奪され、2010年4月にはジョニー・フェレにヘビー級王座を奪われました。9月にネイサン・クルスとの試合中に負傷し一時離脱。2011年2月に復帰しましたが、TNAとの契約のためすぐに参戦しなくなりました。
2012年1月にポルトガルで開催されたTNAのハウスショーにスポット参戦。2013年1月にはTNAのリアリティ番組であるTNA Wrestling: British Boot Campに参加し、優勝しました。2月にバックステージデビューを果たすも、ロビー・Eとロビー・Tに妨害されます。その後、ロビー・Eを相手にリングデビューを果たしましたが、敗れました。3月にはTNAの下部組織であるオハイオ・バレー・レスリング（Ohio Valley Wrestling、OVW）にも登場。登場早々にクリフ・コンプトンの持つOVWテレビジョン王座をかけて対戦し、勝利してタイトルを獲得するという好待遇を受けました。しかし、5月にランディ・ロイヤルに敗れてタイトルを手放しました。
2017年11月8日、WWEと契約を交わし入団。2018年1月30日、WWE・205 LiveにてSmackDown LiveのGMであるダニエル・ブライアンに連れられて登場。205 Liveの新GMとしてドレイク・マーベリック（Drake Maverick）の名前で紹介を受けました。
2020年3月、アメリカ国内での新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、WWEは無観客興行を余儀なくされ、4月15日、マーベリックを含む複数の選手がWWEを解雇されました。
5月、WWE再起を目指し、NXTクルーザー級王座トーナメントに出場。6月、NXTクルーザー級王座トーナメント決勝戦に進出し、善戦するもエル・イホ・デル・ファンタズマに敗れました。退場時にトリプルHがNXTの契約書を手に現れ、WWE再雇用となりました。
リングネームをロックスター・スパッドにしている時はヒールとして、1980年代の嫌味なロックスターのギミックで活動。スパッドのネームで活動しているときはベビーフェイスとして、背の高いレスラーに対するアンダードッグ的な役割を主に担っていました。
得意技:
ファイブ・ストーン・スパッド・スプラッシュ
ティルト・ア・ホイールDDT
相手の体に飛びついてからの変則回転DDT
スパッドサルト
コークスクリュー・450スプラッシュ
ブルドッギング・ヘッドロック
ハリケーン・ラナ
ミサイル・キック
スタナー
スーパー・キック
獲得タイトル:
WWE 24/7王座: 6回
TNA Xディヴィジョン王座: 2回
ブリティッシュ・ブート・キャンプ・ウィナー 2013
OVWテレビジョン王座: 1回
1PWタッグチーム王座: 1回（w / ドラゴン・フェニックス）
1PWオープンウェイト王座: 1回
AWWヘビー級王座: 1回
BRAWLクルーザー級王座: 1回
IPW:UKクルーザー級王座: 1回
IPW:UKタッグチーム王座: 1回（w / ドラゴン・フェニックス）
KSWコモンウェルス王座: 1回
RBWブリティッシュ・ウェルター級王座: 1回
SASユナイテッド・キングダム王座: 2回
TAPジュニアヘビー級王座: 1回
WARヘビー級王座: 1回
XWAフライウェイト王座: 1回
XWAブリティッシュ・ヘビー級王座: 1回
その他多数
キャリア初期
カーティンは、ケイ・スター・レスリング（K-Star Wrestling）でジャック・ストームやクリス・ギルバードからトレーニングを受け、その後SASレスリング・アカデミー（SAS Wrestling Academy）で"チャーミング"ドン・チャーチルの指導を受けました。スパッド（Spud）として、ヨーロッパ、イギリス、アメリカのインディー団体に参戦し、経験を積みます。2003年にはレボリューション・ブリティッシュ・レスリング（Revolution British Wrestling）に参戦し、ジャック・ハザードを破り、初代RBWウェルター級王座を獲得。しかし、11月には"ザ・ギフト"ロス・ショーダンに敗れ、王座を失いました。
FWAでの活躍
2004年からフロンティア・レスリング・アソシエーション（Frontier Wrestling Alliance、FWA）にジョバーとして参戦。2005年から本格的に活動を開始し、フライウェイト王座を賭けたトーナメントに出場します。決勝まで進出するも、ロス・ジョーダンに敗れて王座獲得はなりませんでした。この試合中にスパッドは足に怪我を負い（ストーリー上）、ジョーダンとの間で1年以上にわたる抗争が展開されます。2006年9月には、FWA Last Fight at the Promでのラストマン・スタンディング・マッチでジョーダンに勝利し、抗争に終止符を打ちました。
抗争中の2006年4月には、初めてアメリカへ渡り、ROH（Ring of Honor）に参戦。8月にはROH初のイギリス・ツアーに参加し、British Under 23's Championshipにも出場しましたが、1回戦でサム・スラムに敗退しました。
FWAがリニューアルされると、スパッドはロックンローラーのギミックにチェンジします。FWAフライウェイト王座トーナメントに出場し、1回戦を突破するも、2回戦でショニー・ストームに敗れました。2011年にはストームとシングルマッチで対戦しましたが、ノーコンテストに終わっています。
IPW:UKでの活動
FWAと並行して、インターナショナル・プロ・レスリング:ユナイテッド・キングダム（International Pro Wrestling:United Kingdom、IPW:UK）にも頻繁に参戦。2005年からはジェームズ・ストームと抗争を開始し、2006年1月にはストリートファイトマッチで抗争を終結させました。また、ドラゴン・フェニックスとドラゴン・ハーツ（Dragon Hearts）を結成し、9月後半にはTLC形式でIPW:UKタッグチーム王座を獲得しました。
IPW:UKとFWAの団体間抗争が始まると、ドラゴン・ハーツはIPW:UKの代表として抗争に加わります。ルロア・キンケイドと組み、アイスマン、ホルヘ・カスターノ、ジョニー・ストームと対戦しますが、ドラゴン・ハーツの2人は負傷欠場を余儀なくされます。フェニックスは頭部に深い切り傷、スパッドは肩を脱臼してしまいます。2007年初頭に復帰し、ストームからピンフォールを奪いました。FWA vs IPW:UK Final Frontiers showではIPW:UK側の代表として試合に臨みましたが、FWAのハディ・バンセンに敗れました。
その後、IPW:UKタッグチーム王座チャンピオンのスイス・マネー・ホールディングス（Swiss Money Holdings）がリバプールでデビューすると、ドラゴン・フェニックスはIPWを離脱し、ドラゴン・ハーツは解散となりました。スパッドはしばらくシングルで活動しますが、ブリティッシュ・ナショナル王座のトーナメントに出場するも準々決勝で敗退。グラディエーターギミックのニック"オビリビオン"アルディス（現TNA、マグナス）に敗れてから一時的に離脱します。
6ヶ月後、ロックスターのギミックでIPW:UKに復帰。復帰戦でライオン・キッドを破り、IPW:UKクルーザー級王座を獲得しました。また、その頃からロンドンのミッドランドに2005年に創設されたSAS Wrestlingに参戦するようになります。キャリアを通しての宿敵となるジャック・ストームとの抗争を開始。SASで初めて行われたSASユナイテッド・キングダム王座のトーナメントに出場して優勝します。しかし、1ヶ月後にジャック・ストームのマネージャーであるチャーミング・ドン・チャールズに敗れてタイトルを失い、同時に長期にわたる抗争を開始。ブリング・ヤング・ジーンズ・ストリートファイト形式で試合をし、スチールチェアで殴打した後、ピンフォールを奪いました。
2008年4月にはジャック・ストームとスチールケージマッチで対戦し、2度目のSASユナイテッド・キングダム王座を獲得。王座獲得後はファンをぞんざいに扱うようになり、アルコール使用障害のような設定で、ロックスターのキャラクターをより強固なものにしていきました。2010年6月にバブルガムにタイトルを奪われるまで防衛を続けました。TNAとの関係からIPWからは一時的に離脱しましたが、現在でも散発的に参戦しています。
XWAでの活動
FWAとIPW:UKの抗争終結後、FWAのスタッフがXWAを立ち上げ、スパッドも参戦。XWAフライウェイト王座を賭けてエル・リゲロと抗争を開始し、2008年7月にラストマン・スタンディングマッチ形式で勝利を収め、タイトルを獲得しました。2009年にはゴールド・ラッシュ・ランブルに出場し、フライウェイト王座保持者でありながらXWAヘビー級王座に挑戦する権利を獲得。ヘビー級王座保持者のサム・スラムを破り、二冠王となりました。しかし、防衛戦をあまり行わなかったためフライウェイト王座は剥奪され、2010年4月にはジョニー・フェレにヘビー級王座を奪われました。9月にネイサン・クルスとの試合中に負傷し一時離脱。2011年2月に復帰しましたが、TNAとの契約のためすぐに参戦しなくなりました。
TNAでの活躍
2012年1月にポルトガルで開催されたTNAのハウスショーにスポット参戦。2013年1月にはTNAのリアリティ番組であるTNA Wrestling: British Boot Campに参加し、優勝しました。2月にバックステージデビューを果たすも、ロビー・Eとロビー・Tに妨害されます。その後、ロビー・Eを相手にリングデビューを果たしましたが、敗れました。3月にはTNAの下部組織であるオハイオ・バレー・レスリング（Ohio Valley Wrestling、OVW）にも登場。登場早々にクリフ・コンプトンの持つOVWテレビジョン王座をかけて対戦し、勝利してタイトルを獲得するという好待遇を受けました。しかし、5月にランディ・ロイヤルに敗れてタイトルを手放しました。
WWEでの活動
2017年11月8日、WWEと契約を交わし入団。2018年1月30日、WWE・205 LiveにてSmackDown LiveのGMであるダニエル・ブライアンに連れられて登場。205 Liveの新GMとしてドレイク・マーベリック（Drake Maverick）の名前で紹介を受けました。
2020年3月、アメリカ国内での新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、WWEは無観客興行を余儀なくされ、4月15日、マーベリックを含む複数の選手がWWEを解雇されました。
5月、WWE再起を目指し、NXTクルーザー級王座トーナメントに出場。6月、NXTクルーザー級王座トーナメント決勝戦に進出し、善戦するもエル・イホ・デル・ファンタズマに敗れました。退場時にトリプルHがNXTの契約書を手に現れ、WWE再雇用となりました。
その他
リングネームをロックスター・スパッドにしている時はヒールとして、1980年代の嫌味なロックスターのギミックで活動。スパッドのネームで活動しているときはベビーフェイスとして、背の高いレスラーに対するアンダードッグ的な役割を主に担っていました。
得意技:
ファイブ・ストーン・スパッド・スプラッシュ
ティルト・ア・ホイールDDT
相手の体に飛びついてからの変則回転DDT
スパッドサルト
コークスクリュー・450スプラッシュ
ブルドッギング・ヘッドロック
ハリケーン・ラナ
ミサイル・キック
スタナー
スーパー・キック
獲得タイトル:
WWE 24/7王座: 6回
TNA Xディヴィジョン王座: 2回
ブリティッシュ・ブート・キャンプ・ウィナー 2013
OVWテレビジョン王座: 1回
1PWタッグチーム王座: 1回（w / ドラゴン・フェニックス）
1PWオープンウェイト王座: 1回
AWWヘビー級王座: 1回
BRAWLクルーザー級王座: 1回
IPW:UKクルーザー級王座: 1回
IPW:UKタッグチーム王座: 1回（w / ドラゴン・フェニックス）
KSWコモンウェルス王座: 1回
RBWブリティッシュ・ウェルター級王座: 1回
SASユナイテッド・キングダム王座: 2回
TAPジュニアヘビー級王座: 1回
WARヘビー級王座: 1回
XWAフライウェイト王座: 1回
XWAブリティッシュ・ヘビー級王座: 1回
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