ジブチ軍

ジブチ国防軍（Forces Armée Djiboutienne、FAD）は、ジブチ共和国の領土と国民を守るために組織された軍隊です。陸軍、空軍、海軍、国家憲兵、国境警備隊の5つの軍種で構成され、それぞれの役割を担っています。

構成

ジブチ陸軍: 国防軍の中核を担い、最大の兵力を有します。国内各地に部隊が配置され、領土防衛の任務にあたっています。
ジブチ空軍: 陸軍の指揮下にあり、ヘリコプターや輸送機を中心に装備しています。陸軍との連携を重視した作戦運用を行っています。
ジブチ海軍: 2003年に創設された比較的新しい組織です。装備や規模から、沿岸警備隊としての役割も担っていると考えられています。
国家憲兵: 国内の治安維持を担当し、警察としての機能も果たします。
国境警備隊: 2002年に創設され、国境地域の警備を担当します。

基地

陸軍はジブチ市に機甲連隊と砲兵連隊、アルタ市に即応連隊、オボック、タジュラ、ディキルに混成連隊、アリ・サビエに混成大隊が配備されています。海軍はオボック、タジュラ、ジブチに基地を持ち、信号所や観測所も有しています。空軍はジブチ国際空港敷地内に司令部と基地を構えています。

活動

ジブチ国防軍は、ジブチ内戦やジブチ・エリトリア国境紛争といった紛争を経験しています。また、国際協力活動にも積極的に参加しており、アフリカの角における不朽の自由作戦や国際連合コートジボワール活動などに部隊を派遣しています。

関連項目

ジブチ陸軍
ジブチ空軍
ジブチ海軍
* ジブチ駐留フランス軍

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