ジミー・オズモンド

ジミー・オズモンドは、1963年4月16日生まれのアメリカ人歌手であり、実業家としても活動しています。幼少期には「リトル・ジミー・オズモンド」として知られ、愛らしいルックスと歌声で世界中のファンを魅了しました。日本では「ジミー坊や」の愛称で親しまれ、特に1970年代に絶大な人気を誇りました。

デビューと初期の成功

1967年、わずか3歳でオズモンド・ブラザーズの末っ子として芸能界デビューを果たしました。1972年には、9歳8ヶ月という若さで「リバプールから来た恋人」が全英シングルチャート1位を獲得し、最年少記録を更新しました。また、「陽気なジミー」や「恋の売り込み」もヒットし、イギリスで高い人気を博しました。

日本での人気

日本での人気は特に高く、1970年にリリースした日本語の楽曲「ちっちゃな恋人」は、オリコン2位、レコード売り上げ30万枚を超える大ヒットとなりました。この曲は、彼の愛らしい歌声と親しみやすいメロディーで、多くのファンを魅了しました。フジテレビ系列のバラエティ番組でも使用され、幅広い世代に親しまれました。また、日本で他に3枚のゴールドレコードを獲得しています。

実業家としての活動

1992年、ジミーはミズーリ州ブランソンのBob O Links Theatreを買収し、「オズモンズ・ファミリー・シアター」と改名して、オズモンズ・ファミリーの定期公演を行いました。2009年に劇場は売却されましたが、その後「クレイ・クーパー・シアター」として再オープンしています。

2014年には、アンディ・ウィリアムスの遺族から依頼を受け、ウィリアムスが1992年にオープンした「ムーン・リヴァー・シアター」を買収し、運営を開始しました。2016年には「アンディ・ウィリアムス・パフォーミング・アーツ・センター」と改名し、現在も運営を続けています。

その他の活動

1981年には、日本のバラエティ番組『日曜お笑い劇場』に留学生役で出演し、そのユーモラスな一面を見せました。1987年には、マイケル・ジャクソンの『バッド・ワールド・ツアー』の日本公演の仲介役を務め、エンターテイメント業界での幅広い活動を展開しました。

2017年には、37年ぶりとなる日本公演を日経ホールで開催し、往年のファンを大いに沸かせました。

ディスコグラフィ（一部）

アルバム

『オズモンズ・イン・トウキョウ』 (1971年)
『ジミーのちっちゃなちっちゃなコンサート』 (1972年) ※日本のみ
『キラー・ジョー/陽気なジミー』 (1972年)
『Little Arrows』 (1975年)
『君はプリティー/恋のI.D. Call』 (1981年) ※日本のみ
『Siempre Tu』 (1985年) ※スペイン語で歌唱
『Keep the Fire Burnin’』 (2000年)

シングル

「ちっちゃな恋人」 (1970年)
「ヤング・ラヴ・スイング」 (1970年)
「チュクチュク」 (1970年)
「ジングル・ベル」 (1970年)
「ジミーの陽気な盗賊たち」 (1971年)
「サインはピース」 (1971年)
「涙くんさよなら」 (1972年)
「デイトはだめよ」 (1972年)
「ママに捧げる詩」 (1972年)
「陽気なジミー」 (1973年)
「マミー・ソング」 (1974年)
「ひとりぼっちの秘密」 (1978年)
「君はプリティー」 (1981年)
* 「そよ風に乗って」 (1982年)

まとめ

ジミー・オズモンドは、歌手としてだけでなく、実業家としても成功を収めた多才な人物です。幼少期からその才能を発揮し、音楽業界に大きな影響を与えました。特に日本での人気は高く、多くのファンに愛されています。彼の功績は、音楽史に深く刻まれており、これからも多くの人々に感動を与え続けるでしょう。

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