ジム・ボトムリー

ジム・ボトムリー（James Leroy Bottomley）

ジム・ボトムリーは、1900年4月23日にアメリカ・イリノイ州で生まれたメジャーリーグの野球選手であり、ポジションは一塁手です。彼は左投げ左打ちで、「Sunny Jim」という愛称で親しまれていました。彼のキャリアは1920年にセントルイス・カージナルスに入団したことから始まり、1922年8月18日にメジャーデビューを果たします。ボトムリーは強打者としてその名を馳せ、野球界に多くの記録を残しました。

1924年9月16日、ボトムリーはエベッツ・フィールドで行われたブルックリン・ロビンス戦において、メジャーリーグ記録となる1試合12打点を記録しました。この試合では、彼は1回に2点タイムリーヒット、2回にタイムリー二塁打、4回に満塁本塁打、6回に2ラン本塁打、7回に2点タイムリーヒット、9回にタイムリーヒットを打ち、試合は17対3でカージナルスの勝利に終わりました。この記録は、1993年にマーク・ウィッテンによって追随されるまで破られませんでした。

さらに、ボトムリーは1923年と1925年にそれぞれ打率.371及び.367を記録し、いずれもチームメイトのロジャース・ホーンスビーに次いでリーグ2位という素晴らしい成績を収めました。1926年にはリーグ1位の120打点を達成し、ワールドシリーズにも出場してニューヨーク・ヤンキースを破る手助けをし、カージナルスの初の世界一に貢献しました。この年、ボトムリーは選手としてだけでなく、監督としても契約し、1937年には選手兼任監督としてチームを指導しました。

特に注目すべきは、1928年のことで、彼は打率.325、31本塁打、136打点を記録し、ナショナルリーグのMVPに選出されました。また、このシーズンには42本の二塁打と20本の三塁打を達成し、彼はメジャーリーグ史上2人目の「20-20-20」を達成した選手となりました。この記録は、シーズンに20本の二塁打、三塁打、本塁打を達成するものであり、ボトムリーはその実力を証明しました。

さらに、1924年から1929年までの6年間、彼は連続で100打点以上を記録するという、驚異的な成果を残しました。彼の活躍は、カージナルスの強化に大きく貢献し、彼自身の名声も広まりました。最終的には、彼は1994年にアメリカ野球殿堂入りを果たし、そのキャリアを称えられました。

ボトムリーの成績と記録

• - 本塁打王: 1回（1928年）
• - 打点王: 2回（1926年、1928年）
• - シーズンMVP: 1928年

ボトムリーは1959年12月11日にこの世を去りましたが、彼の功績は野球界に長く記憶され続けていることでしょう。彼の名は今なお、野球ファンの間で語り継がれています。

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