ジャスティン・グリム

ジャスティン・グリムの野球人生

ジャスティン・スコット・グリム（Justin Scott Grimm）は、1988年8月16日、アメリカ合衆国テネシー州ブリストルで生まれました。彼は右投右打のプロ[[野球選手]]で、投手として活躍しました。愛称は「リーパー（Reaper）」、つまり死神です。

プロ入り前

2007年のMLBドラフトでボストン・レッドソックスから13巡目（全体414位）で指名されましたが、契約には至らず、ジョージア大学に進学しました。

テキサス・レンジャーズ時代

2010年のMLBドラフトで、テキサス・レンジャーズから5巡目（全体166位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2012年6月16日には、ヒューストン・アストロズ戦でメジャーデビューを果たし、6回を無四球、7奪三振、3失点という内容で初勝利を飾りました。この年、彼は5試合に登板し、そのうち2試合は先発でした。成績は1勝1敗、防御率9.00、WHIP1.79というものでした。マイナーリーグでは、AA級フリスコ・ラフライダーズとAAA級ラウンドロック・エクスプレスに所属し、計28試合中22試合で先発。11勝6敗、防御率2.81、WHIP1.14という好成績を収め、メジャーへの足掛かりを作りました。

2013年は先発ローテーションの一角として17試合に登板しましたが、防御率6.37、WHIP1.65、89.0イニングで15被弾と、打ち込まれる場面が目立ちました。しかし、7勝7敗という勝ち星には恵まれていました。

シカゴ・カブス時代

2013年7月22日、マット・ガーザとのトレードで、マイク・オルト、カール・エドワーズ・ジュニア、後日発表選手と共にシカゴ・カブスへ移籍しました。カブスではリリーフ専任となり、10試合で防御率2.00と好投しましたが、2敗を喫しました。この年の通算成績は、27試合に登板し、7勝9敗、防御率5.97、FIP4.59でした。

2014年3月3日にカブスと1年契約に合意。この年はカブスのリリーフ陣の中心となり、ナショナルリーグ9位タイとなる73試合に登板しました。5勝2敗、防御率3.78、WHIP1.25、FIP3.20という素晴らしい成績を残し、大ブレイクを果たしました。

2015年は、前年の登板過多の影響で前腕部の炎症を発症し、開幕から約1ヶ月間故障者リスト入りしました。しかし、この休養が功を奏し、復帰後は好投。最終的には62試合に登板し、3勝5敗3セーブ、防御率1.99、奪三振率12.1という好成績を残しました。防御率は50試合以上に登板したカブスのリリーフ陣で2位、奪三振率はチームトップでした。

2016年は3年連続で60試合以上に登板し、68試合にリリーフとして登板。2勝1敗、防御率4.10、WHIP1.33、奪三振率11.1を記録しました。三振奪取能力は引き続き高かったものの、防御率やWHIPはやや悪化しました。

2017年は登板数が50試合に減少し、1勝2敗1セーブ、防御率5.53、WHIP1.34と成績を落としました。

2018年3月15日に自由契約となりました。

カンザスシティ・ロイヤルズ時代

2018年3月18日、カンザスシティ・ロイヤルズと1年125万ドル+出来高最大30万ドルで契約を結びました。しかし、シーズンでは16試合に登板して防御率13.50と振るわず、7月7日に自由契約となりました。

シアトル・マリナーズ時代

2018年7月19日、シアトル・マリナーズとマイナー契約を結び、傘下のAAA級タコマ・レイニアーズに配属されました。9月1日にメジャー契約を結びアクティブ・ロースター入りしましたが、オフの10月31日にFAとなりました。

その後のキャリア

2019年1月3日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結びましたが、3月22日にFAとなりました。その後、3月25日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、傘下のAAA級オクラホマシティ・ドジャースでプレーしました。

2020年7月21日には、トレードでシンシナティ・レッズへ移籍し、傘下のAAA級ルイビル・バッツでプレー。オフの11月4日にFAとなりました。

2019年12月4日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結びましたが、2020年7月21日にメジャー契約を結び、8月28日にDFAとなり、9月1日に自由契約となりました。

2021年4月6日にメキシカンリーグのグアダラハラ・マリアッチスと契約しましたが、公式戦に出場することなく退団。その後、2021年5月7日にマリナーズとマイナー契約を結びましたが、メジャー昇格の機会はなく、オフにFAとなりました。

2021年12月28日にはオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結び、2022年4月7日にメジャー契約を結んで開幕ロースター入り。しかし、5月28日にDFAとなり、31日に自由契約となりました。

このように、グリムは複数の球団を渡り歩き、様々な経験を積んできました。

背番号

51 (2012年 - 2013年途中)
52 (2013年途中 - 2018年7月6日、2020年)
54 (2018年9月2日 - 同年終了)
46 (2022年)

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Justin Grimm stats MiLB.com （英語）
Georgia Bulldogs bio
Justin Grimm (@jgrimm52) - Instagram

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