ジャック・メイフィールド

デビッド・ジャック・メイフィールド：多才なユーティリティプレイヤー

デビッド・ジャック・メイフィールド（David Jack Mayfield, 1990年9月30日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州デル・リオ出身のプロ野球選手です。内野手、外野手としてプレーし、右投右打。現在はメキシカンリーグのティフアナ・ブルズに所属しています。愛称は「キャプテン・ジャック（Captain Jack）」で親しまれています。

プロ入りとアストロズ時代

2013年6月16日、メイフィールドはアマチュア・フリーエージェントとしてヒューストン・アストロズと契約し、プロのキャリアをスタートさせました。2018年までアストロズ傘下のマイナーリーグで着実に経験を積み重ねました。

2019年、AAA級ラウンドロック・エクスプレスでシーズン開幕を迎えると、5月27日にはメジャー契約を勝ち取り、アクティブ・ロースター入りを果たしました。同日のシカゴ・カブス戦で待望のメジャーデビュー。6月6日のシアトル・マリナーズ戦では、ロエニス・エリアスからメジャー初本塁打を放ちました。この年はメジャーで26試合に出場し、打率.156、2本塁打、5打点を記録しました。

2020年はメジャーで20試合に出場し、打率.190、3打点という成績を残しました。

エンゼルス、マリナーズ、そしてエンゼルス復帰

2020年11月20日、ウェイバー公示を経てアトランタ・ブレーブスへ移籍しますが、2021年2月24日にギレルモ・ヘレディアの加入に伴いDFAとなり、翌25日にはウェイバー公示を経てロサンゼルス・エンゼルスへ移籍。しかし、同年4月24日には再びDFAとなってしまいます。

2021年4月27日、ウェイバー公示を経てシアトル・マリナーズへ移籍。しかし、6月10日にはジェイク・バウアーズの加入に伴い、またもDFAとなりました。

2021年6月13日、ウェイバー公示を経て、なんとこの年の途中にDFAとなっていたエンゼルスへ復帰。エンゼルス復帰後は、怪我で離脱したアンソニー・レンドンの代役として主に三塁手を務めたほか、ホセ・イグレシアスと入れ替わりで遊撃手として先発出場することもありました。後半戦だけでチーム内では大谷翔平に次ぐ10本塁打を放つなど、長打力を見せつけ、打順では2番や4番といった中軸を任されることもありました。エンゼルスでは打率.224、長打率.414を記録しました。

2022年は開幕ロースター入りを果たし、二塁手のプラトーン及び三塁手、外野手のバックアップを担当することになりました。5月3日のボストン・レッドソックス戦ではプロ入り後初めて外野手（左翼手）として先発出場。6月18日の対シアトル・マリナーズ戦では、1-8と大差の付いた8回に野手登板し、ナックルを交えながら1回1安打無失点に抑えました。7月4日、トゥーキー・トゥーサンの獲得に伴ってDFAとなり、8日にマイナー契約となりました（6月19日より傘下のAAA級ソルトレイク・ビーズに所属）。オフの11月10日にFAとなりました。

メキシカンリーグ時代

2023年3月、メキシカンリーグのティフアナ・ブルズと契約し、新たな舞台で活躍しています。

メイフィールドは、内野の複数ポジションに加え外野も守れるユーティリティ性と、パンチ力のある打撃が魅力の選手です。MLBでは目覚ましい成績は残せていませんが、そのユーティリティ性は高く評価されています。メキシカンリーグでの活躍にも注目です。

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