ジャーメイン・ダイ

ジャーメイン・ダイのプロフィール

ジャーメイン・テレル・ダイ（Jermaine Terrell Dye）は、1974年1月28日にアメリカ合衆国カリフォルニア州オークランドで生まれた元プロ野球選手です。主に外野手として活躍し、右投右打のスタイルで知られています。

経歴

プロ入り前

ダイは1992年、MLBドラフトの43巡目でテキサス・レンジャーズから指名されましたが、契約しない道を選び、コサムネスリバー・カレッジへ進学します。

ブレーブス時代

1993年、アトランタ・ブレーブスから17巡目で指名されてプロキャリアがスタートします。1996年にはデビッド・ジャスティスの怪我を受けてメジャー昇格を果たし、5月17日にはシンシナティ・レッズ戦でデビュー。アトランタ移転後初打席での初本塁打をマークし、98試合に出場して打率.281、12本塁打を記録しました。しかしポストシーズンでは成績が振るわず、チームはニューヨーク・ヤンキースに敗退しました。

ロイヤルズ時代

1997年、カンザスシティ・ロイヤルズにトレードされ、怪我に悩まされながらも徐々に成長を遂げます。1999年には158試合に出場し、打率.294、119打点、27本塁打の好成績を収めるなど、守備でも球団記録の17補殺を記録しました。2000年には打率.321、33本塁打、118打点を挙げ、オールスターにも初選出される快挙を達成しました。

アスレチックス時代

2001年にオークランド・アスレチックスに移籍。シーズン中に月間MVPに選ばれ、ポストシーズンでは腓骨を骨折するアクシデントに見舞われましたが、個人成績としては131試合に出場し打率.252という成績を残しました。2003年には出場数が減り振るわなかったものの、2004年にはシカゴ・ホワイトソックスにFCで加入し、再度の飛躍を予感させました。

ホワイトソックス時代

ホワイトソックスでは2005年に31本塁打を記録し、ワールドシリーズでのMVPに選ばれました。2006年には44本塁打、120打点を達成し、オールスターチームにも再度選出されるなど、自己最高の成績を残しました。しかし、2007年は調子を落とし、2008年には再び34本塁打を記録するなど波乱のシーズンを過ごしました。2009年はFAとなりましたが、条件が合わず2010年は無所属となり、最終的に2011年に引退を表明することとなります。

選手としての特徴

ダイはシルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をそれぞれ1回獲得しており、打撃と守備においてオールラウンドな選手でした。特にパワフルな打撃フォームと、固まった打撃技術によりスタンドまでボールを運ぶ力を持っています。守備上でも強肩と広い守備範囲を誇り、同時期に活躍したアンドリュー・ジョーンズと比較されることもありました。

成績と表彰

d- シルバースラッガー賞：1回（2006年）

• - ゴールドグラブ賞：1回（2000年）
• - ワールドシリーズMVP：1回（2005年）
• - オールスターゲーム選出：2回（2000年、2006年）

ダイ選手はその全盛期には数々の素晴らしい成績を残し、多くのファンに愛される存在でした。

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