ジュアン・マウドナド・ジャイメス・ジュニオール

ジュアン・マウドナド・ジャイメス・ジュニオール

ジュアン・マウドナド・ジャイメス・ジュニオール（Juan Maldonado Jaimez Junior、1982年2月6日生まれ）は、ブラジルとスペインの国籍を持つ元プロサッカー選手です。ジュアンという愛称で知られ、主にミッドフィールダー（MF）またはディフェンダー（DF）として活躍しました。元ブラジル代表。

クラブキャリア

アーセナル

ジュアンはサンパウロFCの下部組織出身で、2001年にイングランドの強豪アーセナルFCに加入しました。同年11月27日、フットボールリーグカップのグリムズビー・タウンFC戦でプロデビューを果たします。2002年2月16日にはFAカップのジリンガムFC戦にも出場しましたが、アーセナルでの公式戦出場はこれが最後となりました。その後、サンダーランドAFCへの出場も予定されていましたが、試合前の負傷により欠場。2002-03シーズン前の親善試合では得点を記録しましたが、同年11月8日に前十字靭帯を負傷し、アーセナルでのキャリアは終焉を迎えました。

ミルウォール

2003年には、アーセナルからミルウォールFCへ期限付き移籍。2ヶ月の在籍期間中に、フットボールリーグ・チャンピオンシップ（2部リーグ）で3試合に出場し、リーグ戦デビューを果たしました。

フルミネンセ

2004年、ジュアンはブラジルに戻り、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA（ブラジル1部リーグ）のフルミネンセFCに加入しました。

フラメンゴ

2006年初頭、CRフラメンゴへ移籍。同年のコパ・ド・ブラジル決勝ではゴールを決め、試合の最優秀選手に選ばれました。2007年には左サイドバックとして活躍し、ボーラ・ジ・プラッタ（ブラジル年間最優秀選手賞）の左サイドバック部門で次点に選ばれました。翌2008年には、同ポジションでボーラ・ジ・プラッタとプレミオ・クラッキ・ド・ブラジレイロン（ブラジルリーグ年間ベストイレブン）をダブル受賞しました。2009年には、カンピオナート・カリオカ（リオデジャネイロ州選手権）決勝で対戦相手を脅迫したとして、30日間の出場停止処分を受けています。

サンパウロ

2010年12月、ジュアンはフラメンゴとの契約を解消し、古巣であるサンパウロFCに加入。「家に帰ってきたような気持ちだ」と語りました。2012年には、サントスFCへ期限付き移籍し、レギュラーとして活躍しました。2013年にサンパウロへ復帰しますが、監督の構想外となり、一時放出の対象となります。しかし、クラブの再編により再びチームに合流。同年、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエAで復帰後初出場を果たしました。

ヴィトーリア

2013年8月、ECヴィトーリアへ移籍。かつてフラメンゴ時代に自身をブラジル代表に導いたカイオ・ジュニオール監督との再会を理由に挙げましたが、ジュニオール監督は解任。皮肉にも、サンパウロで自身を構想外にしたネイ・フランコ監督の下でプレーすることになりました。ヴィトーリアでは初得点も記録しましたが、古巣サンパウロからゴールを奪った際には、サンパウロのサポーターから非難を浴びました。

コリチーバ以降

2015年にコリチーバFCへ移籍後、2017年にはゴイアスECとアヴァイFCに在籍。2018年にはセントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノへ移籍しました。

ブラジル代表

2008年8月、ブラジル代表に初招集され、2010 FIFAワールドカップ南米予選のメンバーに選出。この頃から、フアンとの混同を避けるため、ジュアン・マウドナドと呼ばれるようになりました。同年9月7日のチリ代表戦で代表デビューを飾り、3日後のボリビア代表戦ではスターティングメンバーに名を連ねました。

タイトル

クラブ

アーセナル
FAカップ: 2001-02

フルミネンセ
タッサ・グアナバラ: 2005
カンピオナート・カリオカ: 2005

フラメンゴ
コパ・ド・ブラジル: 2006
タッサ・グアナバラ: 2007, 2008
タッサ・リオ: 2009
カンピオナート・カリオカ: 2007, 2008, 2009
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA: 2009

サントス
カンピオナート・パウリスタ: 2012
レコパ・スダメリカーナ: 2012

個人

プレミオ・クラッキ・ド・ブラジレイロン: 2008
ボーラ・ジ・プラッタ: 2008

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