ジョシュ・アウトマン

ジョシュア・アウトマン：異彩を放った左腕投手の軌跡

ジョシュア・スティーブン・アウトマン（Joshua Stephen Outman, 1984年9月14日 - ）は、アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイス出身のプロ野球選手（投手）です。左投左打で、現在はFAとなっています。MLBでの活躍はもちろん、様々なリーグでの経験を持つ彼の野球人生を振り返ります。

プロ入りとフィリーズ傘下時代

2005年のMLBドラフト10巡目（全体307位）でフィラデルフィア・フィリーズから指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。A-級バタビア・マックドッグスでのデビュー後、着実にステップアップ。

2006年にはA級レイクウッド・ブルークロウズで14勝を挙げ、防御率2.95、161奪三振と素晴らしい成績を記録しました。2007年にはA+級クリアウォーター・スレッシャーズで防御率2.45と安定した投球を見せ、AA級レディング・フィリーズへ昇格するなど、順調な成長を見せました。

アスレチックス時代

2008年7月、ジョー・ブラントンとのトレードでオークランド・アスレチックスへ移籍。同年9月にはメジャー初昇格を果たし、カンザスシティ・ロイヤルズ戦でデビューしました。2回を投げ2安打無失点2奪三振と上々のデビューを飾りました。

2009年は左肘の故障に見舞われトミー・ジョン手術を受けましたが、14試合に先発し4勝1敗、防御率3.48と好成績を残しました。2010年は手術の影響でシーズンを全休しましたが、2011年には再びメジャーのマウンドへ戻り、13試合に登板しました。

ロッキーズ時代

2012年1月、セス・スミスとのトレードでコロラド・ロッキーズへ移籍。2013年には自己最多の61試合に登板し、3勝0敗、防御率4.33の成績を収めました。

インディアンス、ヤンキース時代

2013年12月にはドリュー・スタッブスとのトレードでクリーブランド・インディアンスへ移籍。2014年にはニューヨーク・ヤンキースへ移籍しましたが、同年オフにFAとなりました。

その後

2015年にはアトランタ・ブレーブスと契約しましたが、肩の故障で自由契約に。その後は独立リーグやメキシカンリーグなど、様々なリーグでプレーしました。

投球スタイル

アウトマンは、93～96マイル(約150～154km)のフォーシーム・ファストボールを中心に、ツーシーム、スライダー、チェンジアップ、カーブといった多彩な球種を操ります。特にチェンジアップは右打者に対して有効で、スライダーは左打者に対して多用するなど、打者によって球種を使い分ける技巧派投手です。

詳細情報

年度別投手成績、年度別守備成績は省略（詳細情報として記載）
背番号：55（2008年 - 2009年）、88（2011年 - 2014年途中、2014年途中 - 同年終了）、48（2014年途中 - 同年途中）

ジョシュア・アウトマンは、MLBだけでなく、様々なリーグで活躍した経験豊富な投手です。その多彩な球種と制球力で、多くのチームに貢献しました。今後の彼の活躍にも注目していきましょう。

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