ジョシュ・テイラー

ジョシュ・テイラー：スコットランドが生んだ偉大なボクサー

ジョシュ・テイラー（Josh Taylor、1991年1月2日 - ）は、スコットランド・エディンバラ出身のプロボクサーです。彼は元WBAスーパー、WBC、IBF、WBO世界スーパーライト級統一王者であり、ボクシング界で数少ない主要4団体統一王者の一人として名を連ねています。また、World Boxing Super Series (WBSS) スーパーライト級トーナメントでの優勝経験も持ちます。

幼少期からボクシング転向まで

元々はテコンドーのジュニア世界王者として活躍していましたが、15歳の時にボクシングへ転向しました。

アマチュア時代

アマチュア時代からその才能を発揮し、数々の実績を残しています。

2010年：コモンウェルスゲームズ（ライト級）で銀メダルを獲得
2012年：ロンドンオリンピック（ライト級）に出場
2014年：コモンウェルスゲームズ（ライトウェルター級）で金メダルを獲得

プロ時代

2015年にプロデビューして以降、着実にキャリアを積み重ね、数々のタイトルを獲得しました。

2016年：コモンウェルスイギリス連邦スーパーライト級王座を獲得
2017年：WBC世界スーパーライト級シルバー王座を獲得

World Boxing Super Series (WBSS)

2018年からは、WBSSシーズン2のスーパーライト級トーナメントに出場し、その実力を世界に示しました。

2019年：WBSS決勝でレジス・プログレイスに勝利し、WBAスーパー王座、WBCダイヤモンド王座、IBF王座、リングマガジン認定王座を獲得し、トーナメント優勝

4団体統一王者へ

2021年5月22日、ホセ・カルロス・ラミレスとの4団体統一戦に勝利し、WBC、WBO王座を獲得。男子ボクサーとして史上5人目の主要4団体統一王者となりました。

しかし、その後は王座を次々と手放すことになります。

2022年5月：WBA世界スーパーライト級スーパー王座を剥奪
2022年7月：WBC世界スーパーライト級王座を返上
2022年8月：IBF世界スーパーライト級王座を返上

初黒星、そして

2023年6月10日、テオフィモ・ロペスとのWBO世界スーパーライト級タイトルマッチでプロ初黒星を喫し、WBO王座から陥落。
2024年5月25日、ジャック・カテラルとの再戦でも敗れ、リベンジを許しました。

戦績

アマチュアボクシング：71戦 49勝 22敗
プロボクシング：21戦 19勝 (13KO) 2敗

獲得タイトル

コモンウェルスイギリス連邦スーパーライト級王座
WBC世界スーパーライト級シルバー王座（防衛4）
WBA世界スーパーライト級スーパー王座（防衛3=剥奪）
WBC世界スーパーライト級王座（防衛1=返上）
IBF世界スーパーライト級王座（防衛4=返上）
WBO世界スーパーライト級王座 (防衛1)
WBC世界スーパーライト級ダイヤモンド王座
WBSS第2シーズンスーパーライト級優勝
リングマガジン世界スーパーライト級王座

ジョシュ・テイラーは、その卓越した技術と強靭な精神力で、ボクシング界に大きな足跡を残しました。今後の活躍にも期待が高まります。

もう一度検索