ジョディ・デービス (野球)

ジョディ・リチャード・デービス（Jody Richard Davis, 1956年11月12日 - ）は、アメリカ合衆国ジョージア州ゲインズビル出身の元プロ野球選手。ポジションは捕手。右投右打。

現役時代

1976年のMLBドラフト3巡目（全体62位）でニューヨーク・メッツから指名されプロ入り。
1980年にセントルイス・カージナルス傘下でのプレーを経て、ルール・ファイブ・ドラフトでシカゴ・カブスへ移籍。
1981年4月21日にメジャーデビューを果たし、翌1982年には正捕手として定着。1983年には24本塁打、84打点を記録し、その才能を開花させました。

1984年は、94打点を挙げ、チームの地区優勝に大きく貢献。自身もオールスターゲームに初選出されるなど、キャリアのピークを迎えました。また、サンディエゴ・パドレスとのリーグチャンピオンシップシリーズでは、18打数7安打、2本塁打、6打点と大活躍を見せました。1986年には21本塁打を放ち、守備では盗塁阻止率.476でナショナルリーグ1位を記録し、ゴールドグラブ賞に輝きました。

アトランタ・ブレーブスとデトロイト・タイガース傘下のAAA級トレド・マッドヘンズでプレーした1990年を最後に、現役引退を表明しました。

引退後

引退後は、2003年に独立リーグ・カナディアン・ベースボール・リーグのカルガリー・アウトローズで監督を務めました。その後は、カブス傘下で監督や捕手インストラクター、ベネズエラ・ウィンターリーグの監督、パドレス傘下で監督・打撃コーチなどを歴任し、指導者としてのキャリアを積みました。

2016年からは、シンシナティ・レッズ傘下のAAA級ルイビル・バッツで打撃コーチに就任し、2年間務めました。2018年シーズンからは、同じくレッズ傘下のAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズで監督を務めています。

プレースタイル

ジョディ・デービスは、強肩強打の捕手として知られていました。特に、その強肩はリーグ屈指であり、多くの走者が彼の前に盗塁を阻まれました。打撃においても、長打力があり、重要な場面で数々のホームランを放ちました。また、キャッチング技術にも優れ、投手からの信頼も厚い選手でした。

詳細情報

表彰
ゴールドグラブ賞：1回（1986年）
記録
MLBオールスターゲーム選出：2回（1984年、1986年）
背番号
7（1981年 - 1988年途中、1989年 - 1990年）
* 8（1988年途中 - 同年終了）

ジョディ・デービスは、その卓越した野球センスと、ひたむきな努力で、多くのファンを魅了しました。引退後も、指導者として、その情熱を次世代に伝えています。

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