ジョディ・ベンソン

ジョディ・マリー・マルツォラッティ＝ベンソンについて

基本情報
ジョディ・マリー・マルツォラッティ＝ベンソン（Jodi Marie Marzorati-Benson）は、1961年10月10日生まれのアメリカ合衆国出身の女優、声優、そしてソプラノ歌手である。彼女は1989年に公開されたディズニー映画『リトル・マーメイド』で主人公のアリエル役を任され、以来、その声は多くのファンに親しまれている。また、ブロードウェイ・ミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』のオリジナルキャストでの活躍が評価され、トニー賞にもノミネートされた。

私生活

セント・ジェームス小学校からボイラン・カトリック高等学校を経てミリキン大学に進学。初めは法学を学んでいたが、最終的にミュージカル演劇の学位を取得するために専攻を変更した。1984年には俳優のレイ・ベンソンと結婚し、二人の間に女児と男児がいる。

早期のキャリア

ジョディは大学2年生のクリスマス休暇にブロードウェイのミュージカルのオーディションに合格し、その後1983年に『Marilyn: An American Fable』でデビューした。1986年には『Smile』に出演し、その中で歌った曲が後のキャリアに大きな影響を与えた。ハワード・アシュマンが作詞した「Disneyland」を歌い、これがディズニーファンに彼女を広く知らしめるきっかけとなった。

『リトル・マーメイド』と声優活動

『Smile』の公演を経て、アシュマンからのオーディションに招待され、『リトル・マーメイド』のアリエル役に選ばれた。監督のロン・クレメンツは、アリエル役には歌声と話す声が一致した声優が必要だと考え、ベンソンを起用した。彼女は1989年の映画で「Part of Your World」を歌唱し、同作の成功により名声を得た。その後、テレビアニメや続編、テーマパークのアトラクションでもアリエルの声を担当し続けており、変わらぬ人気を誇っている。2007年に実写映画『魔法にかけられて』にカメオ出演し、これが彼女の実写映画デビューとなった。

声優としての幅広い活動

『リトル・マーメイド』の成功後、ジョディは多くのテレビアニメや映画に声を提供し続けている。特に1998年の『トイ・ストーリー2』ではバービー役を演じ、以降のシリーズでも活躍。また、2001年の『わんわん物語II』では前作の主要キャラクター・レディを引き継いでアニー賞にノミネートされた。これらの作品を通して、彼女はアメリカにおける著名な声優の一人となった。

舞台女優としての成果

1992年にはブロードウェイで『クレイジー・フォー・ユー』に出演し、この作品でトニー賞ミュージカル主演女優賞にノミネートされる。また、1990年には『チェス』でドラマ専門家賞最優秀女優賞を受賞するなど、舞台においても目覚ましい成果を上げている。さまざまなミュージカルに出演し、多くの観客を魅了してきた。

音楽活動

ジョディは交響楽団との共演も多く、アメリカ内外のコンサートに出演している。特にディズニーが主催するイベントには積極的に参加しており、さまざまなコンサートで彼女の歌声を披露している。彼女の音楽活動はCDにも展開され、特に『リトル・マーメイド』シリーズやディズニープリンセスシリーズの音楽は、多くのファンに愛され続けている。

ディズニー・レジェンドとしての称賛

2011年にディズニー・レジェンドに選ばれたことを機に、彼女の功績はさらに広く認識されるようになった。受賞式では感極まった様子で自身の歌声を披露し、その後もディズニー関連のイベントに度々出演している。2016年の『リトル・マーメイド・ライブ・イン・コンサート』ではアリエル役を演じ、ファンとともにその30周年を祝った。

日本での活動と発言

日本にも数回訪れており、さまざまなイベントやコンサートに出演している。特に2018年にはアラン・メンケンと共に東京と大阪でコンサートを開催し、彼女の名曲を披露した。また、アリエルの新たな実写版に関する発言も注目を浴び、外見よりもキャラクターの魂の重要性を語り、多くの支持を集めた。

彼女の活動は多岐にわたり、ディズニーや舞台の世界で重要な存在となっています。

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