ジョニー・ノックスヴィル アクション・ポイント/ゲスの極みオトナの遊園地

概要

『アクション・ポイント』（原題: Action Point）は、2018年にアメリカで公開されたコメディ映画です。この作品は、ジョニー・ノックスビルが主演を務め、ティム・カークビーが監督を担当しました。日本では劇場公開されていませんが、2018年9月5日にDVDとしてリリースされました。

ストーリー

物語は、D.C.カーヴァーが孫娘のルディに、自分がかつて遊園地のオーナーだった頃の思い出を語るところから始まります。D.C.にとって、その遊園地は思い出深いものでしたが、その実態はファミリー向けとは程遠い危険に満ちたものでした。

数十年前、D.C.が経営していた遊園地「アクション・ポイント」は、安価なデザインとスタッフの未熟さが災いし、遊具の維持が困難な状態にありました。それにもかかわらず、近隣に他の遊園地がなかったため、子供たちには愛されていました。しかし、新しい近隣の遊園地「セブン・パークス」がオープンし、高度な遊具と安全性でアクション・ポイントに挑んできたことで、来場者数は急激に減少してしまいます。

売り上げの低迷により、D.C.は銀行からの10万ドルの融資を返せず、債権者のノブロックから遊園地を手放すよう迫られます。そんな中、疎遠になっていた娘・ブーギーがアクション・ポイントを訪れ、D.C.の手助けをすることに。

ひと晩、D.C.とスタッフはセブン・パークスを視察し、自らの遊園地の存亡を危惧します。そして、D.C.は大胆なアイデアを思いつきます。「セブン・パークスが安全性を強調するなら、我々は危険を売りにしよう」と。安全装置を撤去した結果、アクション・ポイントの人気は一時回復するものの、D.C.たちは重傷を負ってしまいます。この状況にはブーギーも驚きを隠せませんでした。

その後、D.C.たちは地元テレビ番組に飛び込んで「危険すぎる遊園地、アクション・ポイントにレッツゴー！」と叫び、意外にも集客に成功します。しかし、来場者が殺到したことで、遊園地は混乱に陥り、当局から閉鎖を命じられる事態に。この問題に直面し、返済の期限が迫る中で、D.C.と家族の葛藤が再燃します。

キャスト

• - ジョニー・ノックスビル（安原義人）：デショーン・チコ・カーヴァー（D.C.）
• - クリス・ポンティアス（竹田雅則）：ベニー
• - エレノア・ワーシントン・コックス（嶋村侑）：ブーギー
• - スーザン・イーグリー：大人になったブーギー
• - ダン・バッケダール（楠見尚己）：グレッグ・ノブラック
• - カミラ・ウォルフソン：ミア
• - その他、多数のキャストが出演。

製作と興行

本作の製作が始まったのは2017年1月31日。3月には南アフリカで主要撮影が行われ、ノックスビルは撮影中に腕を骨折するなどの事故もありました。公開は2018年6月1日で、初週末の興行収入は239万ドルにとどまり、期待を下回りました。

興行的な問題は、ノックスビル以外のジャッカス出演者の不在、批評家からのネガティブな評価、R指定という要因が影響しているとされています。

評価

評価に関しては厳しいもので、Rotten Tomatoesの批評家支持率はわずか13%という結果に。Metacriticでも評価は36/100と低く、「痛々しい！」という評価がなされました。CinemaScoreはC+という評価を受けました。

このように、『アクション・ポイント』は奇想天外な遊園地経営の物語でありながら、家族の絆や人間関係の複雑さも描いた作品となっています。

もう一度検索