ジョン・アックスフォード

ジョン・アックスフォード:苦労を乗り越え、頂点へ駆け上がったカナダの剛腕



ジョン・バートン・アックスフォード(John Berton Axford)は、1983年4月1日生まれ。カナダ連邦オンタリオ州シムコー出身のプロ野球選手投手)です。右投右打。

下積み時代



MLBドラフトで2度指名を受けるも入団には至らず、2006年にニューヨーク・ヤンキースと契約しプロ入り。しかし、2007年には自由契約となってしまいます。

2008年、ミルウォーキー・ブルワーズと契約しますが、契約前は生活に困窮し、大手スーパーマーケットや家電量販店で携帯電話のセールスマン、夜はバーテンダーとして生計を立てていました。

ブルワーズ時代



2009年、マイナーリーグで実績を積み、9月にメジャーデビュー。シーズン最終戦でメジャー初セーブを記録します。

2010年にはクローザーに定着。そして2011年、46セーブを挙げ、ナ・リーグの最多セーブのタイトルを獲得しました。これは、アックスフォードのキャリアにおけるハイライトと言えるでしょう。

2012年は不振に苦しみましたが、9月には通算100セーブを達成しています。

2013年には、WBCカナダ代表にも選出されました。

移籍



2013年8月、セントルイス・カージナルスへ移籍。

その後、クリーブランド・インディアンス、ピッツバーグ・パイレーツコロラド・ロッキーズオークランド・アスレチックストロント・ブルージェイズロサンゼルス・ドジャースと渡り歩きました。

ブルージェイズへの復帰と再びのブルワーズへ



2019年はブルージェイズとマイナー契約を結びましたが、怪我の影響もありシーズンを棒に振ります。

2021年、東京オリンピック予選にカナダ代表として参加。好投をきっかけにブルージェイズとマイナー契約を結びます。そして、3Aでの好成績が評価され、ミルウォーキー・ブルワーズへ金銭トレードで移籍。

3年ぶりにメジャーの舞台に復帰を果たしますが、登板中に肘を痛め、シーズン絶望となってしまいました。

投球スタイル



オーバースローから投げ下ろす最速161km/hのフォーシームが特徴。その他にスライダー、カーブなどを織り交ぜます。奪三振能力が高い一方で、与四球が多いという課題も抱えています。

人物



苦労人として知られ、どん底からはい上がってきたアックスフォード。その野球人生は、多くの人々に感動と勇気を与えました。

タイトル



* 最多セーブ投手:1回(2011年)

ジョン・アックスフォードは、その波瀾万丈な野球人生を通して、多くの人々に夢と希望を与え続けています。今後の活躍にも期待したいところです。

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