ジョン・ラッキー

ジョン・ラッキーのプロフィール

ジョン・デラン・ラッキー（John Derran Lackey）は、1978年10月23日にアメリカ・テキサス州アビリーンで生まれた元プロ野球選手で、主に投手として活躍しました。右投右打のラッキーはそのキャリアの中で様々な球団でプレーし、多くの印象的な成績を残しました。

プロ入りとエンゼルス時代

ラッキーは1999年のMLBドラフトでアナハイム・エンゼルスに2巡目（全体68位）で指名され、テキサス大学アーリントン校からプロ入りしました。彼は2002年6月24日、テキサス・レンジャーズとの試合でメジャーデビューを果たします。その年のポストシーズンで、エンゼルスはワールドシリーズ制覇を達成し、ラッキーは第7戦に先発登板。彼は勝ち投手となり、球団初の世界一を決定づける重要な役割を果たしました。

エンゼルスに入団後、ラッキーは次第に先発[[投手]]としての地位を確立し、特に2003年には開幕投手に指名されました。その後のシーズンでは、2004年に14勝、2005年にはリーグ3位の199奪三振を記録するなど、目覚ましい成績を残しました。特に2005年には、投球スタイルにサークルチェンジを加え、投球の質を向上させたと語っています。

2006年、彼は3年1701万ドルの契約延長を結び、13勝11敗、防御率3.56とリーグ5位の成績を収めます。さらに、7月には月間最優秀投手に選出され、オールスターにも選ばれるなど、ラッキーの名声は高まりました。2007年にはリーグ最多タイで19勝、防御率3.01を記録し、最優秀防御率のタイトルも受賞しました。

レッドソックス時代

ラッキーは2009年にボストン・レッドソックスと5年8250万ドルの契約を結び、新しいチャレンジに突入しました。しかし、2011年はトミー・ジョン手術を受けることになり、2012年は実戦復帰できませんでした。2013年には復帰を果たし、ワールドシリーズ最終戦に先発して無失点で勝利[[投手]]となる活躍を見せました。

カージナルス時代

2014年、ラッキーはセントルイス・カージナルスに移籍しました。背番号「41」を手に入れるために、ベーブ・ルースのサインボールとの交換を行うエピソードも彼のキャリアのハイライトの一つです。2015年には、自身6度目の200イニング投球を達成し、初めて防御率2点台を記録しましたが、その後FAとなったことが報じられました。

カブス時代

ラッキーは2015年末にシカゴ・カブスと契約し、2016年に11勝8敗の成績を残しましたが、ワールドシリーズでは登板そのものは短いものでした。2017年も12勝をマークしたものの、被本塁打が最多になり防御率は4.59に落ち込みました。11月にFAとなり、ラッキーの長いプロ生活も一区切りを迎えました。

投球スタイル

彼の投球スタイルは、最速96.0mphの速球と決め球として使う縦スライダーが特徴です。ラッキーは時折チェンジアップやカーブも使用し、かつてはカッターも投じていましたが、トミー・ジョン手術を受けた後は使用していない状態です。

結論

ジョン・ラッキーはそのキャリアの中で複数のチームで多くの成績を収めただけでなく、野球界においても名を刻みました。特にエンゼルス時代に築いた実績は、彼のプロ野球人生における重要な部分を担っています。

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