ジョン・ローズボロ

ジョン・ローズボロ：ドジャースを支えた名捕手

ジョン・ジュニア・ローズボロ（1933年3月13日 - 2002年8月16日）は、アメリカ合衆国オハイオ州出身の元プロ野球選手です。右投左打の捕手として、主にブルックリン/ロサンゼルス・ドジャースで活躍しました。

プロ入りと正捕手への道

1952年にブルックリン・ドジャースと契約し、プロの道を歩み始めます。1957年にメジャーデビューを果たすと、翌1958年には、交通事故で選手生命を絶たれたロイ・キャンパネラの после を引き継ぎ、正捕手の座を獲得しました。

ドジャース黄金期を支えるリード

ローズボロは、ドジャースの強力投手陣を巧みなリードで支え、特にサンディ・コーファックスが達成した4回のノーヒットノーラン全てでマスクを被りました。また、盗塁阻止率.422という高い数字が示すように、守備面でもチームに大きく貢献。打撃においても、1961年には自己最多となる18本塁打、59打点を記録するなど、攻守にわたってチームを牽引しました。

マリシャルとの乱闘事件と和解

1965年8月22日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で、ローズボロは投手への返球が打者であったフアン・マリシャルの頭部をかすめたとして、マリシャルと口論になります。そして、マリシャルにバットで殴られるという事件が発生しました。この事件でローズボロはマリシャルを告訴しましたが、後に和解。その後、マリシャルの殿堂入りを求める運動にも協力するなど、両者の関係は修復されました。

現役引退後

ミネソタ・ツインズを経て、ワシントン・セネターズ（現：テキサス・レンジャーズ）でプレーし、1970年を最後に現役を引退しました。

選手としての評価

ローズボロは、卓越したキャッチング技術とインテリジェンス溢れるリードで、ドジャースの黄金時代を支えた名捕手として高く評価されています。また、マリシャルとの乱闘事件とその後の和解は、野球史に残る出来事として語り継がれています。

表彰と記録

ゴールドグラブ賞：2回（1961年、1966年）
MLBオールスターゲーム選出：4回（1958年、1961年 - 1962年、1969年）

背番号

8（1957年 - 1958年、1960年 - 1967年）
44（1959年）
10（1968年 - 同年途中）
13（1968年途中 - 1970年）

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