ジョー・クリーディ

ジョー・クリーディ（Joseph Taylor Crede）は、1978年4月26日生まれ、ミズーリ州出身の元プロ野球選手です。主に三塁手として活躍し、右投右打でした。メジャーリーグでは、シカゴ・ホワイトソックス、ミネソタ・ツインズに所属しました。

ホワイトソックス時代

1996年のMLBドラフトでホワイトソックスから指名されプロ入り。マイナーリーグで着実に力をつけ、2000年にメジャーデビューを果たします。当初はマイナーとメジャーを行き来するシーズンが続きましたが、2003年にはサードのレギュラーに定着。フリースインガーでありながらも、打率.261、19本塁打を記録しました。

2005年には、打率.252、22本塁打をマークし、チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献。特に、ALCSでは打率.368、2本塁打、7打点と大活躍しました。

2006年は、クリーディにとってキャリアハイのシーズンとなります。打率.283、30本塁打、94打点を記録し、三塁手としてシルバースラッガー賞を受賞しました。守備面でも高い評価を受け、DRS+23という素晴らしい数字を残しました。

しかし、2007年には椎間板ヘルニアの手術を受け長期離脱。以降は故障に苦しむシーズンが続きました。

2008年にはオールスターゲームに選出されましたが、故障の影響もあり、本来の力を発揮することはできませんでした。同年オフにFAとなっています。

ツインズ時代

2009年、ミネソタ・ツインズと契約。しかし、背中の痛みに悩まされ、DL入り。同年は90試合に出場したものの、打率.225と低迷しました。この年がクリーディにとってメジャーでのラストイヤーとなりました。

引退後

2011年にコロラド・ロッキーズと契約を結びましたが、間もなくFAとなり、現役引退を決意しました。

プレースタイル

クリーディは、早打ちで積極的に打っていくスタイルが特徴でした。四球、三振は比較的少ない傾向にありました。守備面では、広い守備範囲と堅実なプレーが持ち味でしたが、晩年は故障の影響もあり、本来のパフォーマンスを発揮することができませんでした。

評価

クリーディは、攻守にバランスの取れた選手として評価されていました。特に、下位打線に置くには勿体無いほどの打力は、チームにとって大きな武器でした。しかし、度重なる故障が、その才能を十分に開花させることを阻んでしまいました。腰痛や背中の痛みといった持病も、引退を早める要因の一つとなりました。

詳細情報

シルバースラッガー賞（三塁手部門）：1回（2006年）
MLBオールスターゲーム選出：1回（2008年）
* 背番号：24

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