ジョー・デュナンド

ジョゼフ・アレクサンダー・デュナンド（Joseph Alexander Dunand、1995年9月20日 - ）は、フロリダ州マイアミ出身のアメリカ人プロ野球選手です。内野手として、右投右打でプレイしています。現在は、アメリカ独立リーグであるアトランティックリーグのスタテンアイランド・フェリーホークスに所属しています。彼の叔父は、著名な元メジャーリーガーであるアレックス・ロドリゲスです。

経歴

2014年のMLBドラフトで、デュナンドはクリーブランド・インディアンスから35巡目（全体1058位）で指名を受けましたが、この時はプロ入りしませんでした。その後、2017年のMLBドラフトでマイアミ・マーリンズから2巡目（全体51位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。

2018年には、A+級のジュピター・ハンマーヘッズとAA級のジャクソンビル・ジャンボシュリンプでプレーし、合計127試合に出場。打率.239、14本塁打、70打点を記録しました。2019年はAA級ジャクソンビルに専念し、130試合に出場しましたが、打率.242、5本塁打、42打点という成績でした。

2020年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響でマイナーリーグのシーズンが中止となったため、公式戦での出場機会はありませんでした。2021年には、A+級ジュピターで5試合、AAA級に昇格したジャクソンビルで64試合に出場。2球団合計で打率.197、8本塁打、32打点という成績を残しました。

2022年もAAA級ジャクソンビルでシーズンを迎えましたが、5月7日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入り。同日のサンディエゴ・パドレス戦に「9番・三塁」で先発出場し、メジャーデビューを果たしました。そのデビュー戦の3回の初打席で、ショーン・マネイアから初球を打ち、初本塁打となる先制アーチを放ちました。しかし、マーリンズでは3試合に出場し、10打数3安打の成績を残したものの、アビサイル・ガルシアの故障者リストからの復帰に伴い、5月29日にDFA（Designated for assignment）となりました。

その後、2022年6月1日にウェイバー公示を経てアトランタ・ブレーブスに移籍しました。しかし、6月10日に再びDFAとなり、6月12日にマイナー契約で残留しました。AAA級グウィネット・ストライパーズでは70試合に出場し、打率.205、4本塁打、15打点を記録しました。2023年はAAA級グウィネットで95試合に出場し、打率.268、17本塁打、52打点、3盗塁を記録しましたが、メジャー昇格の機会は得られず、シーズン終了後の11月6日にFA（フリーエージェント）となりました。

2024年1月31日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結びましたが、開幕前の3月24日に自由契約となりました。その後、2024年4月22日にアトランティックリーグのスタテンアイランド・フェリーホークスと契約し、現在に至ります。

このように、ジョゼフ・デュナンドは、マイナーリーグで着実に実績を積み重ねながら、メジャーリーグでの出場機会を模索し続けている選手です。

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