ジョー・マクユーイング

ジョゼフ・アール・マクユーイング（Joseph Earl McEwing、1972年10月19日 - ）は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州出身の元プロ野球選手、野球指導者。
右投右打で、内外野を問わず高い守備力を誇り、常に全力プレーを見せることから「スーパー・ジョー（Super Joe）」の愛称でファンに愛された。

経歴

1992年のMLBドラフト28巡目（全体783位）でセントルイス・カージナルスから指名されプロ入り。

1998年9月2日にメジャーデビューを果たし、翌1999年には主に二塁手や外野手としてレギュラーに定着。152試合に出場し、打率.275、9本塁打、44打点、7盗塁を記録した。

2000年3月にはジェシー・オロスコとのトレードでニューヨーク・メッツへ移籍。メッツではレギュラーこそ掴めなかったものの、ユーティリティープレイヤーとして毎年100試合前後の試合に出場し、チームに貢献した。

2005年3月にメッツを自由契約となるが、間もなくカンザスシティ・ロイヤルズと契約。同年は105試合に出場した。
2006年はヒューストン・アストロズ、2007年はボストン・レッドソックス傘下のAAA級ポータケット・レッドソックスでプレーし、2008年1月16日に現役引退を表明した。

引退後は、シカゴ・ホワイトソックス傘下のマイナーリーグ（A+級ウィンストン＝セイラム・ダッシュとAAA級シャーロット・ナイツ）で監督・コーチを歴任。
2012年からはホワイトソックスの三塁コーチ（2016年まで）、2017年からはベンチコーチ（2020年まで）を務め、2021年からは再び三塁コーチとしてチームを支え、2022年まで務めた。

2023年にはカージナルスのベンチコーチに就任したが、1年で退任。2024年からはフロント入りし、カージナルスの球団特別補佐としてチームに貢献している。

人物

カージナルス在籍時、当時の監督であったトニー・ラルーサは、マクユーイングの全力プレーを高く評価していた。2000年3月にマクユーイングがトレードされた際には、別れを惜しんでマクユーイングのサイン入りスパイクを貰い、監督室に飾ったというエピソードがある。また、マクユーイングがメッツへ移籍後も、セントルイスでの試合ではファンから温かい声援を受けた。
その後、2021年にラルーサがホワイトソックスの監督に就任した際、マクユーイングはコーチとして再会を果たし、再び同じチームで戦うこととなった。

詳細情報

年度別打撃成績

(年度別打撃成績は省略)

背番号

48（1998年）
47（1999年 - 2002年、2012年 - 2019年、2021年 - 2022年5月15日）
11（2003年 - 2004年）
8（2005年）
23（2006年）
82（2020年）
99（2022年5月16日 - 同年終了）
77（2023年）

関連項目

メジャーリーグベースボールの選手一覧 M

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB
ESPN
Baseball-Reference
Fangraphs
The Baseball Cube
* Baseball-Reference (Register)

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