ジーワンジョッキー

ジーワンジョッキー

『ジーワンジョッキー』(GI JOCKEY)は、コーエーテクモゲームスから発売されている、競馬の騎手を題材としたジョッキーシミュレーションゲームです。テクモの『ギャロップレーサー』と並び、競馬ゲームファンから長年愛されています。両社の経営統合後には、『チャンピオンジョッキー:ギャロップレーサー&ジーワンジョッキー』として共同制作タイトルも発売されました。

特徴として、『ウイニングポスト』シリーズや『ホースブレーカー』で育成した競走馬をデータ連動で登場させ、騎乗できる点が挙げられます。また、『ウイニングポスト』シリーズでは、『4マキシマム』以降の作品に『ジーワンジョッキー』で育てた主人公騎手を登場させることも可能です。

ゲーム内容

目的

ストーリーモードでは、プレイヤーは騎手として様々な競走馬に騎乗し、勝利を重ねていきます。1年目は新人賞、その後は騎手大賞を目指すのが基本的な流れです。
『ジーワンジョッキー4』(以下『4』)では、新馬育成モードや騎手ランクイベントなどが追加され、さらに奥深いゲーム体験が可能です。ゲームの終了条件は特に設定されておらず、プレイヤーは好きなだけプレイを続けることができます。

トライアルモード

トライアルモードには、シナリオモード、ヒストリカルモード、フリーモードの3種類があります。

シナリオモード: 各シナリオには複数のレースが設定されており、選択した競走馬に騎乗してポイントを獲得し、1位を目指します。特定の条件を満たすことで、新たなシナリオが解放されます。
ヒストリカルモード: 過去に実際に行われたレースと同じ競馬場、同じ枠順で騎乗できます。当時の名馬たちのレースを追体験できるのが魅力です。
* フリーモード: 自分の好きな条件でレースを設定し、自由にプレイできます。

競走馬世代

『4』では、シンボリルドルフが2歳時の1983年世代からディープインパクトの2004年世代まで、中央競馬だけでなく地方競馬や海外の名馬にも騎乗可能です。
『ジーワンジョッキー3』(以下『3』)では、1984年世代から2003年世代までの競走馬が登場します。

活躍の場

東京競馬場など10場'>[中央競馬]はもちろん、大井競馬場など6場'>[地方競馬]、海外(ロンシャン競馬場など16場)のレースにも騎乗できます。
『ジーワンジョッキー2』(以下『2』)では、通常のストーリーモードでは不可能だった障害競走に、シナリオモードでのみ騎乗できました。『3』からはストーリーモードでも障害競走に騎乗可能です。
ただし、『4』では、騎手ランクが一流以上にならないと海外のレースに騎乗できません(ゲーム内時間で数年経過が必要)。また、競馬学校もゲーム内に収録されています。

ゲーム内では、競馬組織の名前がJRAではなくKRAとなっています。KRAはコーエーのKであり、韓国馬事会の略称ではありません(『ウイニングポスト』シリーズも同様)。

スペシャル馬・エクストラ馬

特定の条件を満たすと、ハイセイコーなどの過去の名馬に騎乗できます。『4』では、「地方重賞全制覇」を達成するとハイセイコーに騎乗可能になるなど、様々な条件が用意されています。登場する競走馬は多岐にわたり、戦中の名牝クリフジや、ハイペリオンといった海外の伝説的な名馬も登場します。これらの馬に騎乗するだけでなく、新馬育成モードで親として使用することも可能です。

さらに、実在の競走馬だけでなく、『三国志』の赤兎馬や的盧、『北斗の拳』の黒王号をモチーフにしたコクリュウオウ、果てはアムール虎やシマウマ、ユニコーンといったファンタジー世界の生物にも騎乗できるという、ユニークな要素も存在します。

登場人物

『4』には、織田優弥、大原恵里、原口大介といった同期の騎手が登場するほか、蔭山陽介や雨宮零次などの実力派騎手も登場します。また、池井康朗や奥山章次、瀬戸内強など、名馬を管理した調教師たちも実名で登場します。

シリーズ作品

『ジーワンジョッキー』シリーズは、PlayStation、PlayStation 2、PLAYSTATION 3、Wiiなど、様々なプラットフォームで展開されています。各作品ごとに、新要素や改良が加えられ、進化を続けています。

もう一度検索