スコット・プロクター

スコット・クリストファー・プロクター（Scott Christopher Proctor、1977年1月2日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州出身の元プロ野球選手（投手）です。

経歴

アマチュア時代

1995年のMLBドラフトでニューヨーク・メッツから17巡目（全体469位）で指名を受けましたが、契約には至りませんでした。

プロ入りとマイナー時代

1998年のMLBドラフトでロサンゼルス・ドジャースから5巡目（全体23位）で指名を受け、プロ入りを果たしました。

第一次ヤンキース時代

2003年7月21日にロビン・ベンチュラとの交換トレードで、バッバ・クロスビーと共にニューヨーク・ヤンキースへ移籍。

2004年にメジャーデビューを果たしました。2006年には、リーグトップとなる83試合に登板し、防御率3.52という安定した成績を残しました。2007年もリリーフ投手として期待されましたが、報復死球やグラブ焼却などの奇行が問題視されることもありました。6月30日のアスレチックス戦では、1アウトも取れずに3失点降板し、試合後に自身の道具を焼却するという行為に及びました。

ドジャース時代

2007年7月31日にウィルソン・ベテミーとのトレードでロサンゼルス・ドジャースへ移籍。しかし、長年の酷使が祟ったか、2008年は故障に苦しみ、防御率はメジャー定着後ワーストとなる6.05。同年10月にはトミー・ジョン手術を受けています。

マーリンズ時代

2009年1月にフロリダ・マーリンズと1年75万ドルで契約しましたが、5月に再びトミー・ジョン手術を受けることとなりました。

ブレーブス時代

2009年11月4日にアトランタ・ブレーブスとスプリット契約を結びました。2010年は主にAAA級グウィネットで過ごし、31試合に登板。4勝3敗、防御率7.08、WHIP1.75という成績でしたが、9月にメジャーに昇格し、6試合に登板しました。2011年8月10日に解雇されています。

第二次ヤンキース時代

2011年8月13日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結び、傘下AAAスクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースでプレー。9月1日にメジャー昇格を果たしましたが、10月11日にFAとなりました。

斗山時代

2012年1月11日、KBOリーグの斗山ベアーズと契約。クローザーとして活躍し、同年35セーブを記録、韓国プロ野球の外国人投手の年間セーブ数記録を更新しました。しかし、7度のセーブ失敗など不安定な面もあり、12月26日に自由契約となっています。

オリオールズ傘下時代

2013年1月2日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結びましたが、3月29日に金銭トレードでボルチモア・オリオールズに移籍。メジャーリーグへの昇格は叶わず、この年限りで現役を引退しました。

プレースタイル

最速90マイルを超える速球と、スライダー、チェンジアップを武器に、リリーフとして活躍しました。

年度別投手成績

(年度別成績は省略)

背番号

56 （2004年）
57 （2004年）
43 （2005年 - 2007年、2011年）
45 （2007年 - 2008年）
36 （2010年）
41 （2011年）
* 30 （2012年）

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