スティーブン・タープリー

スティーブン・ニコラス・タープリー（Stephen Nicholas Tarpley）は、1993年2月17日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のプロ野球選手です。左投右打の投手として知られています。現在は、アメリカ独立リーグであるアトランティックリーグのロングアイランド・ダックスに所属しています。

プロ入り前

タープリーは、ギルバート高等学校（アリゾナ州）在学中の2011年、MLBドラフトでクリーブランド・インディアンスから8巡目（全体248位）で指名を受けましたが、契約せずに南カリフォルニア大学へ進学しました。その後、スコッツデール・コミュニティ・カレッジへ転校しています。

プロ入り後

2013年のMLBドラフトで、ボルチモア・オリオールズから3巡目（全体98位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。オリオールズ傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・オリオールズでプロデビューし、7試合に先発登板して0勝1敗、防御率2.14、25奪三振を記録しました。

2014年には、A-級アバディーン・アイアンバーズでプレーし、13試合（先発12試合）に登板して3勝5敗、防御率3.66、60奪三振を記録しています。

2015年1月27日、トラビス・スナイダーとのトレードで、後日発表選手と共にピッツバーグ・パイレーツへ移籍。傘下のA級ウェストバージニア・パワーで20試合に先発登板し、1度の完封を含む11勝4敗、防御率2.48、105奪三振を記録しました。

2016年はA+級ブレイデントン・マローダーズでプレーし、20試合に先発登板して6勝4敗、防御率4.32、90奪三振を記録しました。

ヤンキース時代

2016年8月30日、ティト・ポロと共にニューヨーク・ヤンキースへ移籍。これは、8月1日に行われたトレードの後日発表選手としてのものでした。移籍後はA+級タンパ・ヤンキースで1試合に登板しました。

2017年はA+級タンパで開幕を迎え、リリーフとして14試合に登板して6勝0敗、防御率0.00、36奪三振という素晴らしい成績を残しました。8月にはAA級トレントン・サンダーへ昇格し、4試合に登板して1勝0敗、防御率3.48、6奪三振を記録しました。

2018年はAA級トレントンで開幕をスタートし、19試合に登板して5勝0敗1セーブ、防御率1.26と好投。6月下旬にAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースへ昇格しました。AAA級スクラントン・ウィルクスバリでは17試合に登板して2勝2敗、防御率2.65、38奪三振を記録しました。2018年9月1日にヤンキースとメジャー契約を結び、メジャーデビューを果たしました。

その後

2020年1月15日にジェームズ・ネルソンとのトレードで、マイアミ・マーリンズへ移籍。2021年にはニューヨーク・メッツへ移籍しましたが、同年中に自由契約となっています。

2022年4月22日、アトランティックリーグのロングアイランド・ダックスと契約し、独立リーグでプレーを続けています。

スティーブン・タープリーは、これまでに様々なチームを渡り歩きながら、その才能を発揮してきました。今後の活躍にも注目が集まります。

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