スティーブ・ストリッカー

スティーブ・ストリッカーは、1967年生まれ、アメリカ・ウィスコンシン州出身のプロゴルファーです。1990年にプロ転向後、PGAツアーで12勝を挙げるなど、輝かしい実績を残しています。

彼のキャリアは、決して平坦なものではありませんでした。1996年にツアー初優勝を含む年間2勝を挙げ、賞金ランキング4位に輝きましたが、翌年は成績が低迷。しかし、2001年には世界ゴルフ選手権「アクセンチュア・マッチプレー選手権」で優勝し、復活を遂げました。この大会では、世界ランキング91位という低位置から出場し、優勝を飾るという劇的な展開でした。

その後も、2005年にはシード権を失うなど苦境に立たされましたが、翌年にはカムバック賞を受賞。2007年には6年ぶりのツアー優勝を果たし、フェデックスカップのプレーオフ第1戦を制覇しました。この活躍で、世界ランキングは5位まで上昇しました。さらに、2009年には年間3勝を挙げ、世界ランキング2位に到達。彼の粘り強いプレースタイルと、常に向上を目指す姿勢は多くのファンを魅了しました。

ストリッカーのゴルフ人生を語る上で欠かせないのが、家族の存在です。夫人がキャディを務め、義父がコーチとしてサポートするなど、家族一丸となってツアーに挑んでいます。また、2017年からはPGAツアー・チャンピオンズにも参戦し、2019年には2つのメジャータイトルを獲得するなど、シニアツアーでも活躍しています。

ストリッカーは、その波乱に満ちたキャリアを通じて、幾度も困難を乗り越えてきました。カムバック賞を複数回受賞していることからも、彼の不屈の精神が伺えます。彼のゴルフに対する情熱と、常に前向きな姿勢は、多くのゴルファーの模範となっています。

主な優勝歴

1996年：ケンパー・オープン、モトローラ・ウェスタン・オープン
2001年：アクセンチュア・マッチプレー選手権
2007年：ザ・バークレイズ
2009年：クラウンプラザ招待、ジョン・ディア・クラシック、ドイツ銀行選手権
2010年：ノーザン・トラスト・オープン、ジョン・ディア・クラシック
2011年：メモリアル・トーナメント、ジョン・ディア・クラシック
2012年：ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ

PGAツアーチャンピオンズ
2019年：リージョンズ・トラディション、全米シニアオープン


外部リンク
スティーブ・ストリッカー - PGA Tour.com
スティーブ・ストリッカー - ワールドゴルフランキング

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