スフィンクス (映画)

スフィンクス（1981年の映画）

『スフィンクス』（原題：Sphinx）は、1981年にアメリカ合衆国で製作された冒険ミステリー映画です。ロビン・クックの同名小説を原作とし、フランクリン・J・シャフナーが監督を務めました。古代エジプトの謎と陰謀が絡み合うストーリー展開が魅力です。

あらすじ

物語は紀元前1301年のエジプトから始まります。ツタンカーメン王の墓がある王家の谷で、墓荒らしが捕らえられました。セティ1世の墓の主任建築技師メネフタは、墓を再封印する際、ある策略を思いつき、1枚のパピルスを墓の中に残します。

現代。美人女性考古学者エリカは、メネフタの研究のためエジプトを訪れます。古美術商ハムディの店で、彼女はメネフタの名が刻まれたセティ1世の黄金像を発見します。しかし、その直後、ハムディは3人組の男に殺害され、黄金像も盗まれてしまいます。事件を目撃したエリカは犯人に襲われますが、フランス人ジャーナリストを名乗るイボンに救われます。

イボンとの食事後、エリカがホテルに戻ると、そこにはエジプト政府の古美術管理局長アーメッドが待っていました。アーメッドはエリカにエジプトに来た目的やイボンとの関係を尋ねます。数日後、遺跡を巡っていたエリカは何者かに襲われますが、再び救われます。今度はアーメッドが彼女を救ったのでした。

その後、セティ1世の黄金像に刻まれた文字を解読したエリカは、その意味を追求するためルクソールへ向かいます。そこで彼女を迎えたのは、アーメッドでした。ルクソールは彼の故郷だったのです。王家の谷を巡るうちに、二人は惹かれ合いますが、そんな彼らに魔の手が迫ります。実は、黄金像に刻まれた文字には、ある秘密が隠されていたのでした。

キャスト

エリカ・バロン：レスリー＝アン・ダウン（吹替：鈴木弘子）
アーメッド・ハサン：フランク・ランジェラ（吹替：城達也）
イボン：モーリス・ロネ（吹替：家弓家正）
アブドゥ・ハムディ：ジョン・ギールグッド（吹替：大久保正信）
ムハメッド：マーティン・ベンソン（吹替：千葉耕市）
メネフタ：ベヘロウズ・ヴォスーギ（吹替：筈見純）
ステファノス：ジョン・リス＝デイヴィス（吹替：飯塚昭三）
アイダ：アイリーン・ウェイ（吹替：沼波輝枝）
ガマル：ナディム・サワラ（吹替：藤本譲）
セリム：サイード・ジャフリー（吹替：神山卓三）
ヴィクトリア・テナント
ウィリアム・フットキンス

テレビ放送

テレビ朝日「日曜洋画劇場」1986年6月22日

外部リンク

スフィンクス - allcinema
スフィンクス - KINENOTE
Sphinx - オールムービー（英語）
* Sphinx - IMDb（英語）

もう一度検索