スーパースィープ

株式会社スーパースィープ：ゲーム音楽制作の先駆者

株式会社スーパースィープは、東京都品川区に本社を置く、ゲーム、アニメなどの楽曲や効果音制作を手がける日本のメディア制作会社です。ゲーム音楽業界において、その名を知らない人はいないほどの存在感を放っています。

設立と初期の活動

2000年2月、アリカに所属していた細江慎治氏と佐宗綾子氏を中心に設立されました。設立当初は渡部恭久氏も在籍し、アリカ代表取締役の西谷亮氏も取締役に名を連ねていました。当初からゲーム業界との関わりが深く、様々なゲームへの楽曲提供を行っていました。

2000年12月には、iモード用サイトを開設し、着信メロディの配信を開始。そして2001年8月、自社レコードレーベル「SweepRecord」を創設し、メディア制作事業を本格的にスタートさせました。SweepRecordレーベルの音楽CDは、コミックマーケットやM3といったイベントで販売され、多くのファンを獲得しました。2005年3月3日には、テクノポップレーベル「T4P(TECHNO4POP)」を設立し、音楽性の幅を広げています。

SweepRecordSHOPの開設

2004年5月14日には、通信販売サイト「SweepRecordSHOP」を開設。当初は自社製品のみの販売でしたが、次第にベイシスケイプ、ノイジークローク、DETUNEといった他社の音楽CDや、ワンカップPなどのグッズも取り扱うようになりました。これにより、スーパースィープは、自社の音楽だけでなく、他のクリエイターの作品も広く紹介する役割も担うようになりました。

ライブ配信番組「とびだせ！スーパースィープ！！」

2012年12月22日からは、ライブ配信によるトーク番組「とびだせ！スーパースィープ！！」を放送開始。当初はトークイベントの生中継でしたが、その後は社内から毎月1回放送される生配信トーク番組として定着しました。本放送終了後には「のみだせ！スーパースィープ！！」と題し、飲酒をしながらよりざっくばらんな内容の放送が行われています。

配信プラットフォームは当初Ustreamのみでしたが、2017年6月1日放送分からはYouTubeでも並行して配信が開始されました。YouTube版は高画質であるだけでなく、過去の放送がアーカイブ化されるため、いつでも視聴できるようになりました。

番組の回数カウントは独特で、第0回の次はVer0.1、Ver0.2…と続き、Ver0.9の次はVer0.91…と、なかなか第1回（Ver1.0）に到達しませんでした。しかし、2017年5月11日放送分にて、ついに「第一回目」の放送が行われ、ファンを大いに沸かせました。

サウンド制作スタッフ

スーパースィープには、数多くの才能あるサウンドクリエイターが在籍しています。

細江慎治
佐宗綾子
小林和博
谷口輝雄
江口孝宏
田中文久
アツシオハラ

彼らの手によって、数々のゲームやアニメ作品に素晴らしい音楽が提供されています。

主なサウンド制作作品

スーパースィープは、以下のような数多くのゲーム作品に楽曲や効果音を提供しています。

ビートマニアIIDXシリーズ
pop'n musicシリーズ
DJMAX TECHNIKAシリーズ
太鼓の達人シリーズ
グルーヴコースターシリーズ
maimaiシリーズ
オトメディウスシリーズ
仮面ライダーバトル ガンバライジング
カルネージハートシリーズ
ガンダムトライエイジシリーズ
ゼノサーガ エピソードII
テトリス ザ・グランドマスター3
NARUTO -ナルト- 激闘忍者大戦!シリーズ
Fate/EXTRA|Fate_EXTRAシリーズ
リッジレーサーシリーズ
ロード オブ ヴァーミリオンシリーズ

その他、数えきれないほどの作品に参加しており、その実績は業界でもトップクラスです。

また、アニメ作品への楽曲提供も行っており、

ノーゲーム・ノーライフ
* タブー・タトゥー

など、人気作品の劇伴を担当しています。

株式会社スーパースィープは、設立以来、常に新しい音楽表現を追求し、ゲーム音楽業界の発展に大きく貢献してきました。その活動は、今後も多くのクリエイターやゲームファンに影響を与え続けることでしょう。

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