セネガル社会党

セネガル社会党（Parti Socialiste du Sénégal, PSS）は、セネガル共和国において、1960年の独立から2000年まで長きにわたり政権与党として国を牽引した政党です。セネガルの政治史において重要な役割を果たしました。

しかし、2000年の大統領選挙で、当時の現職大統領であったアブドゥ・ディウフ候補が、セネガル民主党のアブドゥライ・ワッド候補に敗北し、セネガル史上初めて政権交代が実現しました。これにより、PSSは長年の政権与党としての地位を失うこととなりました。

PSSからは、著名な政治家が多数輩出されています。その中でも特に知られているのは、第2代大統領であるアブドゥ・ディウフ（在職期間：1981年 - 2000年）と、初代大統領であり、詩人としても名高いレオポルド・セダール・サンゴール（在職期間：1960年 - 1980年）です。サンゴールは、独立後のセネガルの基礎を築き、文化的な発展にも大きく貢献しました。

PSSは、社会主義インターナショナルに加盟しており、国際的な社会主義運動との連携を保っています。2001年4月29日に行われた国民議会選挙では、全体の17.4%の得票を獲得し、全120議席中10議席を獲得しました。しかし、2007年2月25日の大統領選挙では第3位となり、同年6月3日の国民議会選挙をボイコットしたため、現在は国民議会に議席を有していません。

政権を失った後も、PSSはセネガル政治において一定の影響力を維持しています。今後の動向が注目される政党の一つです。

外部リンク

* Official website （仏語）

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