セルジオ・アルカンタラ

セルジオ・アルカンタラ：ドミニカ共和国出身の内野手

セルジオ・ジュニオール・アルカンタラ・エルナンデス（Sergio Junior Alcántara Hernández）は、1996年7月10日ドミニカ共和国サントドミンゴ出身のプロ野球選手です。内野手として、右投両打のプレースタイルを持ち、現在はMLBのシカゴ・カブス傘下に所属しています。

プロ入りからタイガース時代

2012年7月にアマチュア・フリーエージェントとしてアリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。ルーキー級から着実にステップアップし、2017年にはA+級まで昇格。同年7月には、J.D.マルティネスとのトレードでデトロイト・タイガースへ移籍。A+級レイクランド・フライングタイガースに所属し、シーズンを通して打率.266、3本塁打の成績を残しました。この活躍が評価され、ルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐため、40人枠に登録されました。

2018年、2019年はAA級エリー・シーウルブズでプレーし、着実に経験を積みました。2020年にはタイガースのスプリングトレーニングに招待されますが、新型コロナウイルスの影響で中断。再開後のサマーキャンプには、自身がコロナウイルスに感染したため参加できませんでした。

しかし、9月4日にメジャー昇格を果たし、翌5日には再びメジャーへ。9月6日のミネソタ・ツインズ戦に「9番・三塁手」で先発出場し、メジャーデビューを飾りました。そして、3回表の第一打席でリッチ・ヒルからメジャー初安打となるソロ本塁打を放ちました。タイガースのルーキーがメジャー初打席で本塁打を放ったのは、1974年のレジー・サンダース以来、史上8人目の快挙でした。この年はメジャーで10試合に出場し、打率.143、1本塁打の成績を記録しました。

カブス、ダイヤモンドバックス、パドレス時代

2021年1月29日にDFAとなり、2月5日にウェイバー公示を経てシカゴ・カブスへ移籍。しかし、すぐにDFAとなり、マイナー契約で傘下のAAA級アイオワ・カブスへ。5月30日にメジャー契約を結びアクティブ・ロースター入りを果たします。

2022年3月23日に再びDFAとなり、27日に金銭トレードでダイヤモンドバックスへ移籍しますが、5月6日にDFA。その後、サンディエゴ・パドレスへ移籍するも、6月30日にDFAとなります。7月5日にウェイバーを経て、再びダイヤモンドバックスに復帰。しかし、11月15日にDFAとなり、FAとなりました。この間、ドミニカのウィンターリーグにも参加しています。

カブス傘下への復帰

2022年12月19日、古巣であるカブスとマイナー契約を結び、AAA級アイオワに配属されました。MLBでの華々しいデビューを飾りながらも、数々のチームを渡り歩いたセルジオ・アルカンタラ。今後の活躍に注目が集まります。

年度別成績(打撃・守備・投手)

(省略)

背番号

40（2020年）
51（2021年）
43（2022年 - 同年途中）
41（2022年途中 - 同年終了）

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