ゼルグ・ガレシック

ゼルグ・"弁慶"・ガレシックは、1979年2月16日生まれのクロアチア人男性総合格闘家です。プーラ出身で、ロンドン・シュートファイターズに所属しています。彼はテコンドー四段の腕前を持ち、その卓越した技術を格闘技の世界で活かしています。

ガレシックは、テコンドーの元王者であり、多彩な蹴り技を駆使した変則的な打撃スタイルが特徴のストライカーです。親日家としても知られており、「弁慶」というニックネームは、彼が日本の文化に深い敬意を抱いていることの表れでしょう。

来歴

10歳でテコンドーを始めたガレシックは、ITFテコンドーのヨーロッパ王者、世界王者、そしてITFフルコンタクトテコンドーの世界王者という輝かしい実績を誇ります。

総合格闘家としての主な戦績は以下の通りです。

2006年12月9日、Cage Rage英国ミドル級タイトルマッチでマーク・ウィアーを相手に、開始わずか50秒でパウンドによるKO勝ちを収め、見事王座を獲得しました。
2007年4月8日、PRIDE初参戦となったPRIDE.34で瀧本誠と対戦し、チキンウィングアームロックで一本負けを喫しました。
2007年9月17日、HERO'S初参戦となったHERO'Sでユン・ドンシクと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本負けとなりました。
2007年10月28日、HERO'S KOREA 2007で金泰泳と対戦。試合序盤に放ったハイキックで相手の右目をカットし、ドクターストップによるTKO勝ちを収めました。
2008年4月29日、DREAM.2のミドル級グランプリ1回戦でマゴメド・スルタンアクメドフと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。6月15日、DREAM.4の2回戦で金泰泳と再戦し、右肘脱臼によるTKO勝ち。9月23日、DREAM.6の準決勝でホナウド・ジャカレイに腕ひしぎ十字固めで一本負け。
2009年10月25日、DREAM初のケージ開催となったDREAM.12で桜庭和志と対戦し、膝十字固めで一本負けを喫しました。この試合から所属がロンドン・シュートファイターズとなっています。
2011年9月17日、Bellator初参戦となったBellator 50のミドル級トーナメント1回戦でアレキサンダー・シュレメンコと対戦し、スタンドのギロチンチョークで一本負けを喫しました。

獲得タイトル

第2代Cage Rage英国ミドル級王座（2006年）

ゼルグ・ガレシックは、テコンドーで培った技術と、様々な格闘技の経験を活かし、総合格闘技の世界で独自の地位を築いた選手と言えるでしょう。

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