ソフィー (エディンバラ公爵夫人)

エディンバラ公爵夫人ソフィー妃

エディンバラ公爵夫人ソフィー妃（Sophie, Duchess of Edinburgh、1965年1月20日 - ）は、エディンバラ公爵エドワード王子の妻であり、イギリス王室の一員です。

生い立ちと結婚

ソフィー妃は、ソフィー・ヘレン・リース＝ジョーンズ（Sophie Helen Rhys-Jones）として、1965年1月20日にオックスフォードで生まれました。父はタイヤのセールスマン、母は秘書という一般家庭で育ち、その後メディア業界でキャリアを積みました。

1999年、ソフィーはエドワード王子と結婚。伝統的な王室の結婚式とは異なり、ウェストミンスター寺院やセントポール大聖堂ではなく、ウィンザー城内のセント・ジョージ礼拝堂で式を挙げました。結婚当日、エリザベス2世女王陛下からエドワード王子にウェセックス伯爵およびセヴァーン子爵の称号が授与されました。セヴァーン子爵の称号は、ソフィー妃の家系がウェールズとの境界近くの出身であることにちなんでいます。

家族

ソフィー妃とエドワード王子の間には、以下の2人の子供がいます。

長女：ルイーズ（2003年 - ）
長男：ジェームズ（2007年 - ）

夫妻の意向により、子供たちは殿下（His/Her Royal Highness）や王女（プリンセス）・王子（プリンス）の称号を使用していません。

王室の一員として

2020年6月、『サンデー・タイムズ』のインタビューで、ソフィー妃はサセックス公爵夫妻の王室離脱についてコメントし、新しい家族には誰であっても手を差し伸べると述べました。自身がマスコミの厳しい視線に慣れるまで5年かかった経験も語っています。また、エドワード王子と5年間交際し、婚約から結婚までの半年間はバッキンガム宮殿で過ごしたことを明かしました。

2023年3月10日、エドワード王子がエディンバラ公爵の爵位を授与されたことに伴い、ソフィー妃はエディンバラ公爵夫人となりました。この称号は、エリザベス2世女王陛下が1947年の結婚から1952年の即位まで使用していたもので、71年ぶりに復活しました。

称号・敬称

1965年1月20日 – 1999年6月19日: ミス ソフィー・ヘレン・リース＝ジョーンズ（Miss Sophie Helen Rhys-Jones）
1999年6月19日 – : ウェセックス伯爵夫人殿下（Her Royal Highness The Countess of Wessex）
2019年3月10日 – : フォーファー伯爵夫人殿下（Her Royal Highness The Countess of Forfar）
2023年3月10日-: エディンバラ公爵夫人殿下（Her Royal Highness The Duchess of Edinburgh）

栄典

2002年: エリザベス2世女王ゴールデンジュビリーメダル
2004年: ロイヤル・ファミリー・オーダー
2005年: 聖ヨハネ騎士団デイム
2005年: サスカチュワン州100周年記念メダル
2010年: ロイヤル・ヴィクトリア勲章デイム・グランド・クロス (GCVO)
2012年: エリザベス2世女王ダイヤモンドジュビリーメダル

軍務

ソフィー妃は、イギリスおよびカナダの複数の軍の名誉職を務めています。

イギリス

アレクサンドラ王妃陸軍看護軍団 名誉軍団長
陸軍音楽軍団 名誉軍団長
第5ライフル大隊Royal Colonel
駆逐艦デアリング進水式執行者
ウィッタリング空軍基地 名誉基地隊司令

カナダ

サウス・アルバータ軽騎兵連隊 名誉連隊長
リンカーン・アンド・ウェランド連隊 名誉連隊長

受賞

ヒラリー・ロダム・クリントン賞

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