ソマリアの大統領一覧

ソマリア大統領一覧

本稿では、国際的に承認されたソマリア政府の歴代大統領について概説します。ただし、事実上独立状態にあるソマリランドおよびプントランドの大統領については、それぞれの項目を参照してください。

内戦勃発後から現在までの経緯

1991年のバーレ政権崩壊後、ソマリアは軍閥やイスラム法廷会議などの勢力による内戦状態に陥り、正統な中央政府を確立することが困難な状況が続きました。

2000年8月27日、アブディカシム・サラ・ハッサンがソマリア暫定国民政府(TNG)の大統領に就任しました。その後、2004年10月14日にはアブドゥラヒ・ユスフがソマリア暫定連邦政府(TFG)の大統領としてその地位を継承し、対外的にはソマリアの国家元首とみなされました。しかし、2008年12月29日、暫定政府内の対立によりユスフは大統領を辞任しました。

2009年1月31日、穏健イスラーム主義勢力の指導者であるシェイフ・シャリーフ・シェイフ・アフマドが新たに暫定政府の大統領に就任しました。この時点では、暫定政府はソマリア国内で活動する数多くの勢力の一つに過ぎず、ソマリア全土を統治する正統な中央政府は存在していませんでした。ただし、対外的にソマリアを代表する権能は保持していました。

2012年8月1日に暫定憲法が採択され、これに基づいて連邦議会議員が選出されました。同年8月20日には、予定通りTFGによる暫定統治が終了し、9月10日には連邦議会によってハッサン・シェイク・モハムドが大統領に選出されました。暫定憲法では、大統領の任期は4年間と定められています。

次期大統領選挙は当初の予定から延期されましたが、2017年2月8日に実施され、モハメド・アブドゥライ・モハメドが当選しました。しかし、2021年2月の任期満了までに次期大統領の選出方法について合意が得られなかったため、下院議会はモハメドの任期を2年間延長する法案を可決しました。これに対し、上院議長が違憲であると批判し、モハメドは上院の採決を待つことなく任期延長法案に署名しました。この決定は抗議デモを引き起こし、国内外から批判が続出したため、モハメドは4月28日に任期延長法を撤回しました。5月1日には、下院議会が全会一致で大統領任期延長を撤回し、2020年9月17日の合意に立ち返り、ローブル首相が次期大統領選挙の準備・実施を行うことが承認されました。最終的に、大統領選挙は2022年5月15日に執行されました。

大統領の一覧

(大統領の一覧は省略。元記事に表形式で記載されているため、必要に応じて表を挿入してください)

関連項目

ソマリアの首相
ソマリランドの大統領一覧
プントランドの大統領
2012年ソマリア大統領選挙
* 2017年ソマリア大統領選挙

もう一度検索