タイサンインターナショナル

株式会社タイサンインターナショナルとTeam TAISANの名声

株式会社タイサンインターナショナルは、東京都大田区を拠点としてレーシングチーム「Team TAISAN」を運営している日本の企業です。このチームは、GTやツーリングカーレースにおいて長年にわたりその名を轟かせてきました。活動の一環として、全日本ツーリングカー選手権や全日本GT選手権（SUPER GT）、さらにはル・マン24時間レースなど、国内外で精力的に参戦しています。

チームの歴史と実績

Team TAISANの歴史は1983年に遡ります。この年、WEC-JAPANにポルシェ・956で出場し、以後ポルシェ・962やポルシェ・993GT2、ポルシェ・996GT3Rなど、数々の名車をドライブしてきました。チームにとっての初勝利は1984年に富士500kmで達成され、その後も国内外で50勝以上を挙げてきました。2000年にはル・マン24時間レースのGTクラスでクラス優勝を果たすなど、その実績は群を抜いています。

Team TAISANは当初からポルシェに深い関わりを持っており、特に1980年代から1990年代にかけては数多くのポルシェ車を戦わせ、年間チームタイトルやドライバーズタイトルを次々と獲得しています。内訳としては、1994年の全日本GT選手権開幕当初から参戦し、2018年には約24年間の参加を経て、いったんSUPER GTから撤退しました。その際の撤退理由は、勝利を収めるための体制を維持できなくなったことや、本業の電磁ポンプ事業との関連性が薄れていったためであり、今後は電気自動車に特化して参戦する方針が示されています。

全日本GT選手権での活躍

Team TAISANは全日本GT選手権のJGTCからSUPER GTにかけて長年活躍してきた古参チームです。特に1994年から1998年にかけては多くの勝利を収め、ポルシェ911をいただいてチーム・ドライバー両方でのタイトルを手にすることになります。1999年から2001年にかけての人気の高いバイパーと911GT3Rという2台体制での戦闘を展開し、圧倒的な強さを見せつけました。2000年にはGTクラスで3勝を挙げ、チームタイトルを獲得するなど、その実力は明らかでした。

2010年代以降の変革

2010年代に入ると新たな挑戦が現れました。2014年には日産にマシンを変更し、新たなスポンサーシップを獲得し、再びレースシーンに戻りますが、期待された結果とは裏腹に厳しいシーズンを繰り返しました。2016年からはアウディ・R8 LMSを導入し、新たな方向性に挑戦しました。また、同時に本拠地を他の地に移し、環境の変化を果たしました。これにより、より競争力のある体制を整えるべく努力を続けています。

未来に向けて

Team TAISANは進化を続けており、今後の競技に向けた意気込みを新たにしています。代表の千葉は、チームの強化と新たな技術の採用を通じて、さらなる成功を目指しています。電気自動車のレースや新しい参加形式に挑戦する意向も示しており、未来の可能性を見据えています。Team TAISANの名声は今後も続くことでしょう。

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