タンガ・ロア

トンガ・ロア - プロレスラーとしてのキャリア

トンガ・ロア（Tanga Loa、本名: テヴィタ・フィフィタ）は1983年5月7日生まれで、アメリカ合衆国フロリダ州キシミーにルーツを持つプロレスラーです。彼はWWEに所属し、リングでは「タンガ・ロア」と名乗ります。父親は新日本プロレスで名を馳せたキング・ハク（ウリウリ・フィフィタ）で、兄タマ・トンガや従弟ヒクレオと共にレスリングの世界で活躍しています。兄タマとのタッグ「ゲリラズ・オブ・デスティニー」でも知られています。

初期キャリアとWWE入団

トンガはプロレスラーになる前に、テキサス大学エルパソ校でアメリカンフットボール選手として活躍していました。その後、キャリアのスタート地点としてチーム3Dアカデミーでトレーニングを受けます。彼はフロリダ州のインディー団体WXWで活動し、兄と「サンズ・オブ・トンガ」というタッグチームを結成しましたが、WWEへの入団テストを受けて合格したことから、兄との活動は短命に終わります。

2009年2月、トンガはWWEとディベロップメント契約を交わし、FCW（Florida Championship Wrestling）で「トンガ」のリングネームでデビューします。その後、リングネームをドニー・マーロウに変更し、タッグ戦線に復帰。数々の相手と組むも、WWE本体への道を歩み続けました。

WWEでの活動とタッグの乱立

2011年12月にWWEに昇格し、リングネームをカマーチョに変更します。タッグチーム活動を経て、2013年にはフニコとともにタッグチームを再結成しますが、不運にも主要な試合で敗北を喫します。2014年にはNXTでのシングルプレイヤーへの転向を決意しますが、最終的にはWWEから退団も決まりました。

TNAでの新たな挑戦

WWE退団後、トンガは再びWXWで活動を行い、その後TNA（Total Nonstop Action Wrestling）に入団します。ここではマイカ（Mica）という名前で様々な抗争に挑戦し、特にトリオユニット「ライジング」を結成し、ビートダウン・クランと壮絶な抗争を繰り広げました。ユニットの解散後には、再びシングルプレイヤーとしての道を歩むことになります。

新日本プロレスでの成功

2016年、新日本プロレスに復帰したトンガ・ロアは、兄タマ・トンガと共に「ゲリラズ・オブ・デスティニー」と名付けられたタッグチームを結成し、BULLET CLUBに加入します。彼らはIWGPタッグ王座を複数回獲得し、2018年にはBULLET CLUB内の内紛に関与するなど注目を集めます。2021年の東京ドーム大会では、タマ・トンガとのタッグで7度目のIWGPタッグ王座を手にしました。

2022年にはバレットクラブからの追放が発表され、新たな道を探ることになります。彼はフォーカスしたパワーファイトスタイルで知られ、主にエイプシットやO.J.K.などのフィニッシュ・ホールドを使いこなす選手です。

結論

トンガ・ロアは、アメリカンフットボールのバックグラウンドを活かし、豪快なプロレススタイルを展開する選手です。彼のキャリアはWWEから新日本プロレス、そしてTNAに至るまで、常に進化し続けるものであり、今後の活動にも注目です。

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