ターレス・レイチ

ターレス・レイチ - 総合格闘技の実力派

ターレス・レイチ（Thales Leites）は、1981年9月6日にブラジルのリオデジャネイロ州で生まれた男性総合格闘家です。彼はノヴァウニオンに所属し、肩固めを得意技とし、「スクーリ」という異名を持つ選手として知られています。この名前は、絡みつく蛇のような姿から由来しています。

来歴

レイチの総合格闘技のキャリアは、2001年に行われた世界柔術選手権の紫帯メイオペサード級（-85kg）で準優勝したことから始まりました。彼は2003年11月23日に修斗ブラジルでプロデビューを果たし、2006年2月4日にはMARSで渋谷修身との対戦を経て、判定勝利を収めました。その後、2006年4月29日にはJungle Fight 6でペレと対戦し、肩固めで見事に一本勝ちを収め、プロデビュー以来の連勝を9にまで伸ばしました。

UFCへの道

レイチは2006年11月11日に行われたThe Ultimate Fighter 4 FinaleでUFCに初参戦し、マルティン・カンプマンに判定負けを喫し、プロ初黒星を経験しました。しかし、その後彼は次第に実力を発揮し、2007年8月25日のUFC 74ではライアン・ジェンセンを相手に腕ひしぎ十字固めで勝利し、試合の中で「サブミッション・オブ・ザ・ナイト」を受賞しました。

2008年にはUFC 85でネイサン・マーコートに勝利、その後のUFC 90でもドリュー・マクフェドリーズをチョークスリーパーで下し、連勝を五に伸ばしました。しかし、2009年4月18日のUFC 97ではアンデウソン・シウバに挑戦し、0-3で判定負けを喫し王座獲得には至りませんでした。

ローカル団体での挑戦

2010年8月14日、PWPのミドル級王座決定戦でマット・ホーウィッチと対戦し、チョークスリーパーで敗れて王座を取ることはできませんでしたが、2011年4月30日のSuperior Challengeミドル級王座決定戦でジェレミー・ホーンに勝利し、初代ミドル級王者となる偉業を成し遂げました。

UFC復帰と活躍

2013年にはUFCに4年ぶりに復帰し、UFC 163でトム・ワトソンに勝利。その後もランキングの高い選手たちと対戦を重ね、2014年のUFC Fight Nightではフランシス・カーモンをKOし、「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」を受賞。彼は2015年1月31日のUFC 183でもティム・ボッシュを相手に肩固めで勝利を収め、さらに「ファイト・オブ・ザ・ナイト」も受賞し、戦績を積み重ねていきました。

一方で、2015年7月にマイケル・ビスピンに敗れ、その後も幾度となく挑戦を続けますが、終始厳しい戦いが続きます。2017年4月22日にはサム・アルビーに判定勝利を収め、再び勝利の感触を味わいました。

戦績と受賞歴

ターレス・レイチのプロ総合格闘技の戦績は、多くの勝利と共に名高いタイトルを手にしてきました。アマチュア時代にはコパ・ド・ブラジルのアブソルート級優勝も経験し、ブラジリアン柔術でも黒帯三段という称号を持ちます。また、UFCでは「ファイト・オブ・ザ・ナイト」や「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」など、数多くの賞を受賞し、その実績は高く評価されています。

ターレス・レイチは、総合格闘技界において独特の存在感を示す選手であり、今もなお彼のキャリアは継続しています。

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