ダブルLTE

ダブルLTEとは

ソフトバンクがSoftBankブランドで提供する「ダブルLTE」は、SoftBank 4G LTEのサービスを拡張するものです。具体的には、ソフトバンク（旧ソフトバンクモバイル）のLTE網に加えて、旧ワイモバイル（旧イー・アクセス）のLTE網も利用できるようになります。これにより、通信の混雑緩和と高速化が図られています。

サービスの概要

ダブルLTEは、SoftBank 4G LTEで利用されていたLTE Band 1（2.1GHz帯）の混雑を解消するために、2013年3月21日に開始されました。イー・モバイルの基地局から発射される電波（PLMN=440-00）に、ソフトバンクモバイルの識別信号（PLMN=440-20）を付加することで実現しています。これにより、LTE Band 3（1800MHz帯）に対応した機種であれば、特別な申し込みや追加料金なしで利用可能です。

ソフトバンクモバイルの発表によると、回線が混雑していない場合に優先的に接続されるように設計されており、回線ごとの混雑差が発生しにくいとされています。2013年9月20日には、ダブルLTEをさらに高速化し、下り最大75Mbpsの通信が可能な「倍速ダブルLTE」へと進化しました。

その後、2014年7月からは、ソフトバンクモバイルの900MHz帯を利用したLTEサービスが開始され、2GHz帯、1800MHz帯に加えて900MHz帯も利用できる「トリプルLTE」が提供されていますが、特に発表はされていません。

対応機種

サービス開始当初は、Apple製品のLTE対応モデルが主な対応機種でした。その後、AndroidのHybrid 4G LTE対応端末（AXGPにも対応）も対応機種に追加されています。SIMフリー端末であっても、LTEバンド番号1と3（トリプルLTEの場合は8も含む）に対応していれば、このサービスを利用できます。

具体的な対応機種としては以下のものが挙げられます。

iPhone 5
iPhone 5c（トリプルLTE対応）
iPhone 5s（トリプルLTE対応）
iPad (第4世代)(Wi-Fi + Cellularモデル)
iPad mini(Wi-Fi + Cellularモデル)

また、ワイモバイルのEM01LもダブルLTE網に対応しています（トリプルLTEにも対応）。ただし、一部自社回線を利用しながらも、ソフトバンクモバイルからのMVNO扱いという複雑な形態となっています。

その他の関連情報

ソフトバンクのLTEサービスは、他にもSoftBank 4G（TD-LTE方式）、SoftBank 4G LTE（FDD-LTE方式）、SoftBank 4GとSoftBank 4G LTEの両方を利用するHybrid 4G LTEなどがあります。

また、他社のLTEサービスとしては、NTTドコモのXi（クロッシィ）、ワイモバイル（旧イー・モバイル）のEMOBILE LTE、KDDI・沖縄セルラー電話（au）のau 4G LTEなどが挙げられます。

外部リンク

SoftBank 4G LTEとは：高速データ通信とは
SoftBank 4G / 4G LTE 対応エリア
ワイモバイル
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ワイモバイル（Y!mobile）法人
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この情報は、ダブルLTEの概要、サービス内容、対応機種、関連情報についてまとめたものです。より詳しい情報については、上記外部リンクをご参照ください。

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