ダーウィン・バーニー

ダーウィン・ジェームズ・クナネ・バーニー

ダーウィン・ジェームズ・クナネ・バーニー（Darwin James Kunane Barney、1985年11月8日 - ）は、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランド出身の元プロ野球選手。ポジションは二塁手。右投右打。「ダー・バー」の愛称で親しまれた。

人物

母方の祖父が日本人（山本姓）、祖母が韓国人というルーツを持つ。父親はハワイ州出身。左肩には漢字で「山本」のタトゥーが彫られている。

経歴

シカゴ・カブス時代

2007年のMLBドラフト4巡目（全体127位）でシカゴ・カブスから指名され、プロ入り。2010年8月12日のジャイアンツ戦でメジャーデビュー。当初は遊撃手だったが、スターリン・カストロの存在から二塁手に転向した。

2011年には二塁手のレギュラーに定着。新人王投票では7位に入った。2012年には守備防御点（DRS）でメジャー1位の+28を記録し、フィールディング・バイブル・アワードとゴールドグラブ賞を初受賞。二塁手としての連続無失策試合141を記録した。

2014年は230万ドルの1年契約でカブスと合意。開幕後も正二塁手として出場したが、打撃不振のため7月22日にDFAとなった。

ロサンゼルス・ドジャース時代

2014年7月28日、トレードでロサンゼルス・ドジャースへ移籍。2015年は2試合の出場にとどまり、AAA級オクラホマシティ・ドジャースで過ごした。

トロント・ブルージェイズ時代

2015年9月13日、トロイ・トゥロウィツキーの負傷に伴い、トロント・ブルージェイズへ移籍。控え内野手として15試合に出場し、打率.304をマーク。しかし、守備では精彩を欠き、10月19日にDFA、FAとなった後、12月11日に1年契約で再契約した。

2016年はユーティリティとして104試合に出場し、打率.269、4本塁打と打撃好調を維持。守備でもセカンドを中心に複数のポジションで安定したプレーを見せた。7月1日のインディアンス戦では延長19回に登板し、カルロス・サンタナに決勝本塁打を浴びて敗戦投手となった。

2017年オフにFAとなった。

テキサス・レンジャーズ傘下時代

2018年2月5日、テキサス・レンジャーズとマイナー契約。5月19日に解雇された。

引退後

2019年12月31日、レンジャーズ傘下AAA級ナッシュビル・サウンズの監督に就任。しかし、2020年のマイナーリーグシーズンが新型コロナウイルスの影響で中止となったため、公式戦で指揮を執ることはなく、シーズン終了後に退団。2021年からは母校のオレゴン州立大学でコーチを務めている。

プレースタイル

堅実な守備が持ち味の二塁手。特に2012年は守備防御点でメジャーNo.1を記録するなど、その守備力は高く評価されていた。ユーティリティ性も持ち合わせており、内野の複数のポジションをこなすことができる。

詳細情報

年度別打撃成績

(2017年度シーズン終了時)

表彰

ゴールドグラブ賞：1回（2012年）
フィールディング・バイブル・アワード（二塁手部門）：1回（2012年）

背番号

15 (2010年 - 2014年途中)
30 (2014年途中 - 同年終了)
6 (2015年 - 同年途中)
18 (2015年途中 - 2017年)

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