チェイス・ダーノー

チェイス・ジョナサン・ダーノー

チェイス・ジョナサン・ダーノー（Chase Jonathan d'Arnaud、1987年1月21日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州トーランス出身の元プロ野球選手。ユーティリティプレイヤーとして、内野と外野の両方をこなしました。右投右打。

実弟のトラビス・ダーノーもメジャーリーガー（捕手）として活躍しています。姓のd'Arnaudは「dar-NO」と発音します。

経歴

ロサンゼルスのスポーツ強豪校、ロス・アラミトス高等学校在学中の2005年、MLBドラフト44巡目（全体1330位）でロサンゼルス・ドジャースから指名を受けましたが、契約せずにペパーダイン大学へ進学。大学時代はエリック・テイムズとチームメイトでした。3年後の2008年、MLBドラフト4巡目（全体114位）でピッツバーグ・パイレーツから指名され、プロ入りを果たしました。

パイレーツ時代

2011年6月24日のボストン・レッドソックス戦でメジャーデビュー。5回にジョン・レスターからメジャー初安打となる三塁打を放ちました。メジャー初安打が三塁打だった選手は、1998年4月30日のチャンス・サンフォード以来13年ぶりでした。

2013年3月2日、左親指の靭帯再建手術を受け、60日間の故障者リスト入り。リハビリを経てAAA級インディアナポリス・インディアンスでプレーしました。

2014年2月24日にDFAとなり、マイナー契約でAAA級インディアナポリスへ降格。9月にセプテンバーコールアップで2年ぶりにメジャー昇格を果たし、オフにFAとなりました。

フィリーズ時代

2014年11月13日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約。2015年は傘下のAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスでプレーし、9月14日にメジャー契約を結びました。メジャーでは11試合に出場し、打率は.176ながら三塁打を1本放ちました。守備では遊撃手と三塁手を無失策でこなしましたが、10月9日にFAとなりました。

ブレーブス時代

2015年11月24日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約。2016年のスプリングトレーニングに招待選手として参加しました。開幕はAAA級グウィネット・ブレーブスで迎えましたが、5月2日にメジャー契約を結びアクティブ・ロースター入り。内外野のユーティリティとして84試合に出場し、打率.245、1本塁打、21打点、9盗塁を記録しました。守備では遊撃手、三塁手、二塁手、外野をこなしました。

2017年4月25日にDFAとなりました。

レッドソックス時代

2017年4月27日にウェイバー公示を経てボストン・レッドソックスへ移籍しましたが、5月18日にDFAとなりました。

パドレス時代

2017年5月22日にウェイバー公示を経てサンディエゴ・パドレスへ移籍。22試合に出場しましたが不調で、7月4日にDFAとなり、7日にマイナー契約で傘下のAAA級エル・パソ・チワワズへ配属。10月3日にFAとなりました。

ジャイアンツ時代

2018年1月4日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約。開幕はAAA級サクラメント・リバーキャッツで迎え、7月7日にメジャー契約を結びアクティブ・ロースター入り。レギュラーシーズン終了後の10月22日に40人枠外となり、AAA級サクラメントへ配属後、24日にFAとなりました。

レンジャーズ傘下時代

2018年12月17日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約。2019年は開幕から傘下のAAA級ナッシュビル・サウンズでプレーしていましたが、6月17日に自由契約となりました。

ロイヤルズ傘下時代

2019年6月21日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約。傘下のAAA級オマハ・ストームチェイサーズへ配属されましたが、シーズン終了後の11月4日にFAとなり、この年限りで現役を引退しました。

現役引退後

2020年3月に第5回WBC予選のフィリピン代表メンバーに選出されましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で予選の開催は無期延期となりました。

人物

自身の名前を冠したロックバンドを率いており、CDデビューも果たしています（担当はボーカルとリズムギター）。

もう一度検索