チェリッシュは、日本の
フォークソングシーンで長年にわたり活躍している
夫婦デュオで、メンバーは松崎好孝と松崎悦子です。両者ともに
愛知県出身で、特に
1970年代から広くその名を知られるようになりました。グループ名はアメリカのバンド・
アソシエイションの同名の
ヒット曲に由来し、「愛おしむ」「大切にする」といった意味を持っています。
1968年に松崎好孝を中心に
名古屋で結成され、最初は4人組で活動していましたが、
1970年に松崎悦子が加入し5人組へと変わりました。
1971年には音楽
コンテスト「
バイタリス・
フォーク・ビレッジ 全国フォーク音楽祭」でグランプリを獲得し、「恋人達と」という楽曲が注目されました。
この成功を受け、ビクターレコードと契約し、同年
シングル『
なのにあなたは京都へゆくの』でデビューを果たしました。
1972年に多くのメンバーが脱退し、残った松崎夫妻による
デュオとして活動を続けることになります。この第2期
チェリッシュから、彼らは数々の
ヒット曲をリリースしました。代表作『
てんとう虫のサンバ』は
結婚式で頻繁に歌われるなど、時代を超えた人気があります。また、他にも『
若草の髪かざり』『
避暑地の恋』『
白いギター』『
恋の風車』『
ふたりの急行列車』など、多くの有名曲があります。
結婚と活動の継続
松崎夫妻は
1977年に
結婚式を挙げ、その数日後には東京で披露宴が開催され、音楽業界関係者たちの間でも注目を浴びました。以来、彼らは
夫婦としてだけではなく、音楽
デュオとしても活動を継続し、アメリカでのライブや全国ツアーなど多岐にわたる活動を行ってきました。私生活では二人の子どもを持ち、家庭生活を送りながら音楽活動も続けています。
健康と復帰
近年では、松崎悦子が
胃がんを患い、
2019年には
胃全摘出手術を受けました。しかし、驚異的な回復を見せ、数ヶ月後には音楽活動に復帰しています。彼らは、全国各地でのコンサートや特別番組などに出演し続けており、
フォークソングの魅力を広めています。
結論
現在でも、
チェリッシュは新しいファンを獲得し続けており、その心温まるメロディーと歌の力で多くの人々を魅了しています。長年にわたる活動の中で大切にしてきたメッセージと音楽の力は、これからも色あせることなく、多くの人々に愛されていくことでしょう。