チメジー・メトゥ

チメジー・メトゥ：多才な才能で世界を舞台に活躍するバスケットボール選手

チメジー・メトゥ（Chimezie Metu）は、1997年3月22日、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれました。身長208cm、体重99kgという恵まれた体格を生かし、主にパワーフォワード（PF）とセンター（C）のポジションをこなすバスケットボール選手です。

若き日のメトゥ

メトゥは幼少期をナイジェリアで過ごし、6歳まで父親と共に生活しました。ナイジェリアではサッカーに親しんでいましたが、後にバスケットボールの才能を開花させることになります。

ハイスクール時代

カリフォルニア州ローンデールのローンデール高校に進学したメトゥは、バスケットボール選手として頭角を現し、四つ星の評価を獲得しました。そして、2014年5月12日、南カリフォルニア大学（USC）への進学を決め、トロージャンズの一員としてプレーすることを決意しました。

カレッジでの活躍

USCでの1年目、メトゥは34試合に出場し、平均6.4得点、3.6リバウンド、そしてチーム2位となる54ブロックを記録しました。この54ブロックは、USCの新人記録として歴代2位の記録となりました。2年目には、全36試合に先発出場し、平均14.8得点、7.8リバウンドを記録、チームをNCAAトーナメント2回戦進出に導きました。この活躍が認められ、2017年にはパシフィック12カンファレンスのMost Improved Player（最成長選手）とセカンドチームに選出されました。3年次には、平均15.7得点、7.4リバウンドを記録し、パシフィック12カンファレンスのファーストチームに選出されています。

NBAでの挑戦

2018年のNBAドラフトで、メトゥはサンアントニオ・スパーズから2巡目49位で指名を受け、NBA選手としてのキャリアをスタートさせました。スパーズでは2シーズン在籍し、47試合に出場しましたが、2020年11月に解雇され、フリーエージェント（FA）となりました。その後、サクラメント・キングスと契約し、2021年4月には2年契約を結びました。2023年7月にはフェニックス・サンズへ移籍しましたが、2024年2月にはメンフィス・グリズリーズへトレードされ、その後ウェイブされました。

2024年3月にはデトロイト・ピストンズと契約し、シーズン残りを過ごしました。

海外リーグへの挑戦

2024年7月30日、メトゥはスペインの強豪、FCバルセロナ・バスケットと1年契約を結び、ユーロリーグとリーガACBに挑戦することになりました。リーガACB開幕戦ではチーム最多の17得点を挙げ、勝利に貢献するなど、海外でもその実力を発揮しています。

ナイジェリア代表としての誇り

メトゥはナイジェリア代表としても活躍しており、2019年のFIBAバスケットボール・ワールドカップや東京オリンピックに出場しています。国際舞台での経験も豊富で、チームに貢献しています。

チメジー・メトゥは、アメリカで生まれ育ち、NBAでの経験を経て、現在はヨーロッパの舞台で活躍する、まさにグローバルなバスケットボール選手です。彼の今後の活躍から目が離せません。

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