チャコとケンちゃん (1968年のテレビドラマ)

『チャコとケンちゃん』

『チャコとケンちゃん』は、1968年4月4日から1969年3月27日まで、毎週木曜日の午後7時30分から8時まで、TBS系列で放送された児童向けドラマです。この番組は全52回にわたり、子供たちに楽しみや教訓を与える内容が展開されました。

概要

本作は「チャコちゃんシリーズ」の第6作目に位置付けられています。前作に引き続き、チャコとケンの姉弟が登場する物語ですが、重要な転機を迎えます。チャコちゃんを演じる四方晴美さんはこの作品をもってシリーズから降板したため、1962年に始まった『パパの育児手帳』から続いていた「チャコちゃんシリーズ」はここで幕を閉じます。その後、宮脇康之（現：宮脇健）さんが演じるケンちゃんが新たな主人公となり、シリーズ名も「ケンちゃんシリーズ」に変更されました。また、1982年には同名のドラマが放送されましたが、その内容や舞台設定はこの作品とは異なるものでした。

出演者

• - チャコちゃん：四方晴美
• - ケンちゃん（ケン一）：宮脇康之
• - お父さん：佐藤英夫
• - お母さん：高田敏江
• - お婆さん：賀原夏子

スタッフ

本作の脚本は光畑硯郎、そして中村定郎が手がけていました。演出は坂谷紀之と窪川健造の2名が担当し、制作はTBSと国際放映により行われました。主題歌は「小さな姉弟」で、作詞は薩摩忠、作編曲は松井八郎、歌は新藤恵美が歌唱しました。今回の作品には、チャコちゃんやケンちゃんのセリフも挿入されました。

サブタイトル一覧

このシリーズには様々なエピソードがあり、それぞれにサブタイトルが付けられています。いくつかのエピソードを以下に紹介します。

• - 1話（1968年4月4日）「ぼくはだあれ?」
• - 5話（1968年5月2日）「ほんとのゆうき」
• - 10話（1968年6月13日）「ぼくおこってる」
• - 20話（1968年8月29日）「ママの夏休み」
• - 30話（1968年10月31日）「みんな集まれ!」
• - 40話（1969年1月30日）「飛行機にのるんだ!」
• - 51話（1969年3月20日）「ボクの腕時計」
• - 最終話（1969年3月27日）「さようならチャコちゃん」

放送局

本作は特に記載のない限り、以下の各局で同時ネットで放送されました。

• - TBS
• - 山形放送
• - 東北放送
• - 福島テレビ
• - 新潟放送
• - 北日本放送
• - 北陸放送
• - 福井放送

劇場版

さらに、1969年3月18日には、東映まんがまつりで『チャコとケンちゃん』の劇場版も上映されました。この劇場版は、第27話「びっくり新発見」のブローアップ版として公開されました。興味深いことに、この劇場版はTVブローアップ版としても重要な位置付けを持っており、2003年にはCS放送『日本映画専門チャンネル』の企画の一環として放送されました。また、2012年にはDVDも発売され、再び多くの視聴者に親しまれることとなりました。

『チャコとケンちゃん』は、子供たちの日常を描きながら、友情や家族の絆、成長の大切さを伝え続けた作品として、多くの人々の記憶に残ることでしょう。

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