チャコール・グレイの肖像

チャコール・グレイの肖像

アーティスト沢田研二にとっての9枚目のオリジナル・アルバム「チャコール・グレイの肖像」は、1976年12月1日にポリドール（現在のユニバーサルミュージック）からLPでリリースされ、後にCD化もされました。本作は、1991年と1996年には東芝EMIから、2005年にはユニバーサルミュージックから再リリースが行われました。

アルバムの特徴

本アルバムは沢田研二自身によるセルフプロデュース作品という特徴があります。彼が手掛けた全ての作曲は、彼の独自のスタイルを反映しており、音楽に対する彼の情熱が詰まっています。さらに、歌詞については多様な作詞家が参加し、個性豊かな作品に仕上げられています。参加した作詞家には、小谷夏、阿木燿子、藤公之介、桃井かおり、荒木一郎、松本隆、岸部修三といった名だたる面々が揃っています。

演奏陣

アルバムの演奏には、井上堯之バンドが中心となり、多くの実力派ミュージシャンが参加しています。具体的には、ベースに後藤次利、キーボードに羽田健太郎が名を連ねており、各楽器の演奏者の技術が光るサウンドが展開されています。

収録曲

このアルバムには個性的な楽曲が収められており、以下のような曲が含まれています：

1. ジョセフィーヌのために（作詞：小谷夏、編曲：大野克夫）
2. 夜の河を渡る前に（作詞：阿木燿子、編曲：船山基紀）
3. 何を失くしてもかまわない（作詞：藤公之介、編曲：井上堯之）
4. コバルトの季節の中で（作詞：小谷夏、編曲：船山基紀）
5. 桃いろの旅行者（作詞：桃井かおり、編曲：大野克夫）
6. 片腕の賭博師（作詞：荒木一郎、編曲：船山基紀）
7. ヘヴィーだね（作詞：沢田研二、編曲：井上堯之）
8. ロ・メロメロ（作詞：沢田研二、編曲：大野克夫）
9. 影絵（作詞：松本隆、編曲：井上堯之）
10. あのままだよ（作詞：岸部修三、編曲：船山基紀）

参加ミュージシャン

また、本アルバムには多くの才能溢れるミュージシャンが関わっており、演奏に厚みを与える要素となっています。具体的な参加者は、以下の通りです：

• - 大野克夫（キーボード）
• - 羽岡利幸（キーボード）
• - 羽田健太郎（キーボード）
• - 井上堯之（ギター）
• - 速水清司（ギター）
• - 水谷公生（ギター）
• - 矢島賢（ギター）
• - 佐々木隆典（ベース）
• - 後藤次利（ベース）
• - 鈴木二郎（ドラムス）
• - 田中清司（ドラムス）
• - JULIE & KENJI（コーラス）
• - コーポレーション・スリー（コーラス）
• - 穴井忠臣（ラテン・パーカッション）
• - 斉藤伸雄（ラテン・パーカッション）
• - 沢田研二（ウエスタン・パーカッション）

「チャコール・グレイの肖像」は、沢田研二の音楽に対する深い献身と情熱を感じさせる、重要なアルバムとなっています。

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