テックウィンDVD

『テックウィンDVD』（TECH Win DVD）は、かつてエンターブレインから刊行されていたDVD-ROM付きのパソコン雑誌です。各号には、フリーウェアやコンピュータゲームの体験版、オリジナルのドラマ、声優インタビューなど、多岐にわたるコンテンツがDVD-ROM（創刊当初はCD-ROM）に収録されていました。

概要

1993年11月、翌年の3月と7月には、前身となる『TECH LOGiN』が『LOGiN』の増刊として発行されました。この『TECH LOGiN』は3号まで刊行された後、1994年11月18日に月刊誌『TECH Win』として独立創刊されました。

1995年には、雑誌メディアとしては初の試みとなるCD-ROMを使ったドラマ連載「12 twelve 〜天願大介の12幕〜」が収録されました。また、「さるやまハゲの助アワー」というコンテンツから、宮崎吐夢氏が演じる「ペリーのお願い」や「ピアノレッスン」、「イノキ」などがネット上に流出し、Flash化されるなど、社会現象を巻き起こしました。

しかし、1996年にはアダルトゲーム専門誌『TECH GIAN』が独立創刊され、『E-LOGIN』と社内競合する状況が生まれました。さらに、『LOGiN』も『TECH Win』創刊後の1995年1月より増刊『CD LOGiN』を刊行するなど、テックウィン編集部とLOGiN編集部の関係は必ずしも良好ではなかったと言われています。このような経緯から、2000年4月にエンターブレインが発足した後も、2002年4月号まで『TECH Win』はアスキーから刊行されていました。

姉妹誌としては、Macintosh専門誌『TECH Mac』（1994年 - 1995年）、セガサターン情報誌『Tech Saturn』（1995年 - 1997年）、プレイステーション情報誌『Tech PlayStation』（1997年）、Linux専門誌『TECH Linux』（2000年）などが存在しました。

2004年7月号からは、雑誌名を『テックウィンDVD』に変更し、付属メディアをDVD-ROMに変更、季刊化するなど、大幅なリニューアルが行われました。しかし、2006年1月号を最後に刊行は停止しました（休廃刊の公式アナウンスは確認されていません）。なお、一部のコーナーについては、『LOGiN』が引き継いでいます。

関連項目

コンテストパーク
クターのガウチ!?

外部リンク

* テックウィンweb - ウェイバックマシン（2009年8月28日アーカイブ分）

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