テルテンリュウ

テルテンリュウの競走生活と血統

テルテンリュウは、日本の競走馬として著名な存在であり、後に種牡馬としても活躍しました。特に宝塚記念での優勝が記憶に残る馬であり、その経歴は多くの競馬ファンに知られています。テルテンリュウは、名馬ロングエースの代表的な産駒であり、競走馬としての実績と血統の両面で高い評価を受けています。

競走経歴

テルテンリュウの競走生活は1978年12月3日に始まりました。阪神競馬場で行われた新馬戦で勝利を収め、続いて出走したシクラメン賞では、将来のクラシック路線でのライバルとなるネーハイジェットを破る快挙を成し遂げました。1979年の春には、きさらぎ賞で2着、毎日杯で3着と人気を集めながらも、なかなか勝ち切れないレースが多く続きました。

特に皐月賞は回避しましたが、マーガレットステークスでは見事な勝利を飾りました。その後、東京優駿（日本ダービー）にむけての調整を行い、NHK杯では実力を発揮し見事な勝利を収めました。しかし、日本ダービーでは斜行による不利が影響し、3着でのフィニッシュとなりました。

秋には菊花賞を見据えていましたが、体調不良のため出走を断念せざるを得ませんでした。1980年に5歳になったテルテンリュウは、スポーツニッポン賞金杯で2着となり、その後の日経新春杯では1番人気に支持されながらも期待を裏切る結果となりました。しかし、オープン戦で見事に京都記念優勝馬アグネスレディーを撃破し、再び実力を証明しました。

その後、天皇賞（春）では同世代のニチドウタローに敗れ、名馬たちの中でも戦績が注目されました。そして、1980年の宝塚記念では、メジロイーグルやカネミカサといった強豪馬が揃う中で1番人気に支持されました。このレースは不良馬場という厳しいコンディションで行われましたが、テルテンリュウは見事に最後の直線で内から差し切り、優勝を果たしました。

しかし、続く高松宮杯では繋靭帯炎の影響で出走が取消となり、その後の復帰も叶わず1981年に競走馬生活を終えることとなりました。

種牡馬としての活動

競走馬を引退後、テルテンリュウは鹿児島県で種牡馬としての道を歩み始めましたが、不運にも早世してしまいます。彼が供用していた期間はわずか2年間で、その間に残された産駒はわずか3頭という限られた数でした。ですが、彼の血統は競馬界で今なお受け継がれています。

血統

テルテンリュウの母にはアイノクレスピンがあり、彼女は1977年の神戸新聞杯に優勝した実績を持ちます。テルテンリュウの血統背景も、競走馬としての彼の実力を裏付けています。

彼の経歴は、競馬史に名を刻む重要なものであり、今後もテルテンリュウの名は語り継がれていくことでしょう。

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