デイル・ハッチャー

デイル・ハッチャーは、1963年4月5日にサウスカロライナ州チェローで生まれた元アメリカンフットボール選手で、パンターとして活躍しました。

クレムゾン大学時代には、その才能をいかんなく発揮し、1981年のケンタッキー大学戦で46.7ヤードというネットパントの大学記録を樹立しました。この記録は、2010年まで破られることはありませんでした。彼の大学時代の活躍は、プロの世界への扉を開くこととなりました。

1985年のNFLドラフトでは、ロサンゼルス・ラムズから3巡目で指名を受け、入団を果たしました。ルーキーイヤーながら、プロボウルとオールプロに選出されるという輝かしい実績を残しました。この年、ハッチャーを含むスペシャルチームやディフェンス陣の活躍により、チームは11勝5敗という好成績を収め、プレーオフに進出、NFCチャンピオンシップゲームまで駒を進めました。ハッチャーの加入は、チームの躍進に大きく貢献しました。

1988年には、シーズン中に負傷し、9試合を欠場しました。この間、リッチ・カマリロが代役として起用されました。ハッチャーの負傷は、チームにとって大きな痛手となりました。

1989年11月5日のミネソタ・バイキングス戦では、相手ラインバッカーのマイク・メリウェザーにパントをブロックされ、セイフティを奪われるという不運に見舞われました。このプレーがきっかけとなり、チームは21-23で敗北を喫しました。この試合は、ハッチャーにとって忘れられない試合の一つとなりました。

1990年シーズンには、キース・イングリッシュにポジションを奪われましたが、1991年にはラムズに復帰しました。しかし、1992年は浪人生活を送ることとなりました。1993年には、マイアミ・ドルフィンズのトレーニングキャンプに参加し、レジー・ロビーとのポジション争いに勝利しましたが、シーズンに入ると、ネット平均33ヤードというNFLで下から3番目の数字しか残せず、解雇されました。その後、ショーン・ランデタが代わりを務めました。ドルフィンズでの活躍は、期待されたほどではありませんでした。


[外部リンク]

* 通算成績と情報 NFL.com, or Pro-Football-Reference （英語）

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